<練馬区HP「第23話富士見の円形校舎」より>
坂本鹿名夫は昭和30年から40年にかけて全国で100棟以上の円形校舎を設計していますが、その“実質”第1作目が、東京都練馬区の山崎学園富士見中学校の円形校舎です。
実は、坂本はこの円形校舎の前の昭和28年に金沢の金城高校で円形校舎を設計しています。
しかし、設計者の思いが施工に反映されず不本意だったため、独立して最初に手がけたこの円形校舎を坂本自身は実質的な第1作目としています。
昭和29年12月に完成しました。
直径27mの円筒型の3階建てで、各階には扇形の教室が5つずつあり、屋上にはガラス張りのペントハウスもありました。
世界でも例がない珍しい校舎建築として新聞各社が大々的に報じました。
これが坂本の円形校舎の原点であり、写真を見てもわかるように昭和30年の倉吉市の旧明倫小学校の円形校舎はこれとそっくりです。
残念ながら、昭和58年に解体されました。
えん結びプロジェクト
旧明倫小学校円形校舎の保存活用を望む会
〒682-0864
鳥取県倉吉市鍛冶町1丁目2825
「活動準備室ぼうし」内
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