明倫AIR2012招待作家 Franck Bragigand フランク・ブラジガンド
1971年ベットヴィラー（フランス）生まれ。アムステルダム（オランダ）在住。「日常を修復する」をコンセプトに活動するアーティスト。
古くなったり、使わなくなったりしたものをペイントすることによって再生し、その魅力や価値を引き出す。 http://franckbragigand.weebly.com/ 暑くて溶けそうな真夏日、Franck Bragigand（愛称：フランク）が鳥取県倉吉市明倫地区にやってきました。
フランクはおよそ1ヶ月間、英語がほとんど通じない明倫地区に滞在し、等 身大でまちに介入しながら制作を行いました。
作品は主に骨董品屋やリサイクルショップなどから「LEFTOVER（残された物）」を集め、ペンキを塗った ものです。

それらはどれもわたしたちの暮らしで見覚えのあるものばかりですが、
本当にわたしたちにとって“不要”なものなのでしょうか？
実はとても思い出 深いもの？
それとも厳重に保管されているもの？
それともただの放置？

「LEFTOVER（残された物）」自体は決してネガティブな事ではなく、その物を取 り巻く社会をよりよくするための原石になりえると彼は捉えています。
もしも、“不要”でなかったとしたらわたしたちにとってどのように在るべきでしょう？
作品ひとつひとつと向き合った“あなたとわたし”の間でどのような変化が生まれるでしょうか？

本展は、アーティストが滞在中に出会い、彼の思いに賛同してくださったこどもたちを始めとする明倫地区で暮らす方々、明倫地区に携わる倉吉市役所、企業な どの多大なる協力のもとでつくられました。
ぜひ明倫地区へお越し頂き、フランクによって彩られた物たちをじっくりご堪能ください。

ARTWORK LIST　滞在制作による作品紹介
10 Bee BOXES
明倫ミツバチプロジェクトとの共同制作。明倫地区のこどもたちが「みつばちと人間の暮らし」に関するレクチャーを受けながら、フランクと一緒にみつばちの巣箱にペイントし、制作をしました。
協力：明倫ミツバチプロジェクト、中央児童館、和数寄人


Ima living space
明倫AIRでの展覧会やイベントなどの活動スペースとして使われてきた『活動準備室ぼうし』にリビング的スペースを提案します。 Inashima house 明倫AIRに欠かせないアーティストの滞在場所『別館いなしま』にて、暮らす空間を演出。
（展示期間中、土・日のみ作品を公開します。開場時間は同様。）
協力：別館いなしま Secret project water house and school building 明倫地区の西側にある昔遊び場であり、今も親しまれている『水源地』と『円形校舎』。コノサキのもっと素敵な保管方法を提案します。


Leftover on Leftover on Leftover
骨董品屋やリサイクルショップで見つけた生活用品たち。独自の視点で捉え直し、 もう一度生活習慣の中へ取り戻そうと試みます。
協力：山陰民具、創庫生活館倉吉店


Public painted sculpture Children playground & soccer
明倫地区にあるこどもたちの遊び場の中でみつけたLEFTOVERな遊具にペイントします。
協力：有限会社中野塗装工業、倉吉市役所建設部管理課　
場所提供：みどり町公園、明倫小学校


Natural food. Fish & pears
フランク自らが釣った魚、鳥取の梨など、自然の食材を使った食材をみんなで食します。（オープニングイベント時のみのパフォーマンスです）
協力：明倫地区に暮らすサポーターの方々 and more…！

他にもたくさんの作品があります。お楽しみに！
▽明倫AIR2012の詳細はこちら▽
http://meirin100air.blogspot.jp/