よくこんな風に細かく日付け単位で様々な出来事を描けるなあと感嘆した。 とくに弁護士・妻・母・女性・黒人・ファーストレディという様々な面で 図書館で予約をし、ワクワクして初めてこの本とであった時は思わず「分厚い…」とつぶやいてしまったが、本を開いて私は好奇心が抑えられなかった。そこには私たちが普段目にすることのなかった、開票を待ち緊張したオバマの表情、娘二人と寄り添いながらその奥に愛が見えるような微笑みをミシェル・オバマ…読み終わった今も、この本によって与えられた感動、驚き、アメリカに対する興味などの余韻は大きい。 そのために、惜しみない手助けをしたいという彼女。 そんな彼女がオバマ氏と出会って、またさらに サイズ: 20cm/579p 図版16p, 前アメリカ大統領夫人、ミシェル・オバマの回想録。優雅でユーモラス、そして率直な文章で、大統領一家の知られざる生活と、その特別な8年間を過ごしたホワイトハウスの内幕を鮮やか…, 聡明で親しみやすく、演説の迫力はバラク・オバマを凌ぐほど。国民の支持も圧倒的なのがミシェル・オバマだ。しかし、その裏には多くの葛藤があることをこの自伝は教えてくれる。 生まれ育ちはシカゴのサウス・サイド。両大戦間期に、祖父らの世代が南部から移住した。多様な人種からなる労働者階級の居住地域だったが、1960年代に白人が郊外に脱出し、貧しい黒人が取り残されていく。体の不自由な父を持ち、勤勉で愛情深い家庭で育った彼女にとって、努力は当たり前。しかし、黒人女性をまっとうに評価しない社会にあって、名門大学に進学した後も、自分には価値がないのではないかという疑いが消えない。 そんな彼女がバラク・オバマと出会い結婚する。政界のスターへと駆け上る彼を支えながらも、幼い娘2人との時間が犠牲となる不満は隠せない。もともと性格は正反対。政治嫌いで現実的なミシェルと、楽観的で大きな夢を追うバラク。ただ、目指す方向は同じだ。共にハーバード法科大学院を出ながら、高収入の企業法務に就かず、より公共性のある仕事を選択する。 ホワイトハウスに居を構えても、自分らしさは忘れない。情熱を注いだのは地域の子どもたちを招いての菜園作り! 食育と健康維持は、貧しい子どもにとって大きな課題だからだ。国内外の女子教育の支援にも精を出す。子どもたちの潜在能力を引き出すには自信と希望を与えること。あなたには価値があるのだ、と。 稀有な共感力は、貧困や差別を知る側だからこそのものだ。ロンドンの貧困地区の学校を訪問し「この少女たちはかつての私だ」と呟く彼女。人種主義者にとっては、ホワイトハウスにいる自分たちの存在自体が挑発的なのだとの苦い自覚。2017年1月、多様性に背を向ける新大統領の就任式に臨み微笑む努力すらやめたという一言からは、深い哀しみと新たな戦いへの決意が伝わってくる。    ◇ Michelle Obama 1964年生まれ。弁護士などを経て、2009~17年のオバマ政権でファーストレディー。, 1959年生まれ。著書に『アメリカ冷戦政策と国連 1945-1950』『アメリカ外交とは何か』など。, このWebサイトの全ての機能を利用するためにはJavaScriptを有効にする必要があります。, 評者: 西崎文子 傷ついても、前向きでいようと必死になるひたむきさ。 女性として、母親として、彼女の思いにとても共感できた エリザベス ライトフット著、浅尾 敦則訳「ミシェル・オバマ――素顔のファーストレディ」(2009年、アスペクト)isbn 978-4-7572-1671-6 彼女の著書が新しく出たら必ず買う。 置かれた環境は特殊だし「黒人初のファーストレディ」という特別な存在ではあるけど、キャリアのことだったり育児と仕事の両立だったり、悩むことは普通の人と変わらないな、と思った。 幼き頃のシカゴのサウスサイドの街並み。 訳者の方が同じ方だと、なお嬉しい。。。. ミシェル・オバマ Michelle Obama 2009年から2017年までアメリカ合衆国のファーストレディを務めた。プリンストン大学、ハーバード・ロースクールを卒業後、シカゴにあるシドリー・オースティン弁護士事務所でキャリアをスタートさせ、そこで夫となるバラク・オバマに出会う。 『マイ・ストーリー』(ミシェル・オバマ) のみんなのレビュー・感想ページです(27レビュー)。作品紹介・あらすじ:2019年8月23日日本版発売!世界45言語で発売、1000万部突破国、文化を超えて「私と同じだ」と深い共感の輪が広がっている大ベストセラーシカゴの貧しい街で育った少女時代。 ミシェルはファーストレディだけど、 … 率直な語り口で、自分のルーツや生い立ち、キャリア、夫バラク・オバマとの出会い・・・が綴られており、ぐいぐい引き込まれてしまった サウスサイド育ち、黒人、女性、名門大学、弁護士、ファーストレディ、ミシェルの歩んできた道は、「珍しい」ものではあるだろうけれど、本来珍しいものであってはならないのだと彼女は言う。「初の黒人女性」かもしれないが、後に続いてほしいと言う 世界45言語で発売、1000万部突破 『マイ・ストーリー』(ミシェル・オバマ) のみんなのレビュー・感想ページです(27レビュー)。作品紹介・あらすじ:2019年8月23日日本版発売!世界45言語で発売、1000万部突破国、文化を超えて「私と同じだ」と深い共感の輪が広がっている大ベストセラーシカゴの貧しい街で育った少女時代。 素晴らしい女性だ。大ファンになってしまった ミシェルの願い・やりたいことはその壁を少しずつでも崩すための活動 互いをもっと知るように人々を促す活動をしたいということ、そして、何より黒人女性の地位向上に尽きると思う ミシェルの半生を紐解くと、アメリカでアフリカ系アメリカ人が大統領になったという歴史の重さがわかる。 恥ずかしながら彼女の背景も、ファーストレディとしてしていたこともあまり知らなかったのだけど、引き込まれて最後まで読んだ。 国、文化を超えて「私と同じだ」と深い共感の輪が広がっている大ベストセラー ISBN: 9784087861174 「人生を変える断捨離」は「捨てる」だけにあらず。人生を新陳代謝して好転させる人続出。「断捨離の螺旋階段」とは?捨てるとは「過去の自分の思考ごと捨て去る」こと。行動に弾みがつき好循環が起こる必読の書。 こんな人におすすめ ・片づけ... ロンドンで仕事に忙殺される毎日を過ごしているクリストファー・ロビンのもとに、ぬいぐるみのプーがひょっこり現れます。「プーと大人になった僕」は、プーの難題を解決するために百エーカーの森へ向かいます。そこには…? エリザベス・ルドニックさんの... 「よのなかルールブック」は、メシが食える大人になるために、必要な考え方を、子供の頃から養って欲しいと著者は考えました。50のルールは、厳しい世の中を生き抜くための、著者から子供たちへの贈り物です。 高濱正伸さんの紹介 高濱正伸さんは、「... 「大人の週末起業」とは、人生100年時代、80歳まで働く「ライフワーク」としての起業を提案するノウハウ本です。ネタ探しなどの準備から、セミナー企画・集客・コンサル、起業の注意点などが分かり易く書かれています。 藤井孝一さんの紹介 藤井孝... 「モリー、100匹の猫を見つけた保護犬」は、イギリスで初めての「失踪した猫を探し出す探知犬」のお話です。モリーの献身的な仕事ぶりや、それを支えるコリンさんの深い愛情が感動を呼ぶノンフィクションです。 コリン・ブッチャーさんの紹介 ペット... 「決めて断つ」は、黒田博樹元投手の半生が語られた本。高校では補欠選手だった著者が、なぜメジャーリーガーになれたのか?「目の前の目標にこだわって一歩一歩成長していく」著者の生き様に感銘を受ける一冊。 こんな人におすすめ ・大きな夢... あの有名テニスプレーヤーの元コーチが語る「心を強くする」サーシャ・バインの書評・要約・感想, POLA(ポーラ)B.A トライアルの口コミと効果【お試しスターターキット】B.AとB.A REDの違いは?, MICHIURU(ミチウル)ドライスキンホワイトミルクの口コミと効果【ヘパリン類似物質おすすめ市販品】, マクロビプロテインの口コミと効果!甘くないので初心者も飲みやすい!【人工甘味料不使用】, Auna(アウナ)クレンジングの口コミ!界面活性剤フリーでもしっかり落ちる効果とは, 最速で絵が上手くなる!アニメ私塾流「最高の絵と人生の描き方」室井康雄の書評・要約・感想. ミシェル・オバマの初の自伝『マイ・ストーリー』 ミシェル・オバマ(Michelle Obama) 1964年、アメリカイリノイ州シカゴ生まれ。プリンストン大学、ハーバード・ロー・スクールを経て、有名法律事務所に入社し、弁護士となる。 彼女自身だからこそ描ける葛藤の日々。 そして、夫が大統領になった時は辛辣なメディアのモラルの欠如、制約の大きい生活のなかでも日々冒険を探す楽しみを アメリカ合衆国で建国以来初のアフリカ系アメリカ人大統領となったバラク・オバマ。本書はその妻であるミシェル・オバマの自伝だ。ミシェルは、貧困街の生まれでありながらも、幼少期から利発で、名門プリンストン大学とハーバード・ロースクールを経て弁護士になる。そして、バラクと出会い、結婚し、ついにはファーストレディへ。, まさにサクセスストーリーのように聞こえるが、彼女の歩んできた道のりは決して平坦なものではない。「女性」であり「黒人」である彼女は、常にマイノリティであることを意識させられてきたのだ。有色人種は自分だけという状況や「黒人女性でありながら」という枕詞。弁護士をめざしたのは、そのような現状に一石を投じたい気持ちがあったからだと、ミシェルは振り返る。こうして手にした弁護士という職は、じつは彼女には向いていなかったのだという。, 本書は、そんなミシェルが「自分らしさ」を探し出す物語だ。同時に、夫婦や家族の問題に向き合いながら、やがては社会をより良いものにするために自分に何ができるかを追求するストーリーでもある。ファーストレディとして世界から注目され、自由に自宅のバルコニーに出ることすらできないほど行動を制限されながらも、彼女はどのように変化を遂げていったのか。そしてホワイトハウスを出て、これからどんな自分を探すのか。ミシェルの軌跡をたどることで、読者の一人ひとりが、自分の人生でなすべきことに思いを巡らせることになるだろう。, 貧困街に生まれたミシェルは、幼い頃から利発で、物事に対して自分の納得する理由を求めるタイプだった。合格した高校は、シカゴ初の、マグネットスクールと呼ばれる特別な英才教育を行う公立高校である。しかし、 入学当初のミシェルには「自分は十分なのか」という不安がつきまとった。 周囲のみんなが賢そうに見え、黒人中心の学校で優秀だっただけの自分は、「底辺の上澄み」なのではないか。そう感じたのだ。, しかし、ミシェルは高校でも成績がかなり良かったため、自信がつき、いつしかその不安はなくなっていった。大学は兄の通うプリンストンに進みたいと考えたが、初めての進路指導でカウンセラーからこう告げられた。「プリンストンに行けるほどの成績だと思えない」。もしカウンセラーのアドバイスを受け入れていたら、ミシェルはまた「自分は不十分」という不安に駆られることとなっただろう。しかし、彼女はそうしないと決めた。自分は優秀なはずだと信じ、他の信頼できる人にアドバイスを求め、努力した。そうして見事、プリンストン大学の合格を勝ち取ったのだ。, 1980年代頃のプリンストンは白人が中心で、男性の比率が高かった。黒人女性であるミシェルは、明らかに浮いていた。初めての白人中心のコミュニティに戸惑いを隠せない。当時、大学寮のルームメイトだった一人が、一人部屋へ移ったことがあった。後になってわかったことだが、その理由は、「娘が黒人と同室になった」という事実にショックを受けた母親からの抗議によるものだったのだ。, ミシェルは大学でとにかく勉強した。時間をかけてやるべきことに取り組めば、貧困街の生まれというハンデはなかったことにできると信じて。, 自分のことを「賢くて分析好きの野心家」だと考えていたミシェルは、弁護士の素質に気づく。そして、ハーバード・ロースクールへの進学を決め、一流法律事務所の弁護士になった。「もう自問するべきことはないはず」。ミシェルはそう思っていた。弁護士になって、山を登り切ったのだから。, そんなある日、事務所のシニアパートナーから、夏の学生インターンの教育係をやってほしいと頼まれた。そこでミシェルのもとにやってきたのが、バラク・オバマだ。, バラクはインターン前からすでに、「逸材」として事務所内で噂になっていた人物である。初日から遅刻してきたバラクに対し、ミシェルは最初は良い印象を抱かなかった。しかし、バラクは物怖じしないひたむきな態度で、ミシェルとは対照的に自分の生き方に自信を持っている。そんな姿にミシェルは惹かれていく。, メンターとして週に1度は昼食をともにし、徐々に互いへの理解を深めていったミシェルとバラク。ある日ミシェルは、バラクから「僕たち、付き合うべきだと思う」と告白される。最初ははぐらかしたものの、バラクのアプローチはとまらない。会社のイベントを2人で抜け出したり、パーティーでは2人で行動したりするなど、つかず離れずの関係が続く。バラクに強く惹かれているという事実は、もはや否定できないほどになった。バラクがインターンを終えてロースクールへ戻る前、道路脇でアイスを食べながら2人はキスを交わすのだった。, 交友関係も広く優秀だったバラクは、『ハーバード・ロー・レビュー』という名誉ある雑誌の編集長に選出され、ニューヨーク・タイムズで取り上げられた。それを機に、バラクには大量のチャンスが押し寄せた。給料の良い弁護士事務所も選び放題だったが、バラクは人権派弁護士になるという信念を貫くこととなる。, 一方、ミシェルは、自分が弁護士に向いていないと認めざるを得なかった。そもそも弁護士になろうとしたのは、人から承認されたいという欲求が少なからずあったからではないか――。大学からロースクールまで休まず勉強し、学生ローンも抱えていたので、そのことを認めるのは悲しかった。しかし、弁護士を辞めて自分の幸せになれることを見つけようとする選択について、バラクだけが前向きに応援してくれた。, バラクが司法試験を終えたお祝いのディナーの席で、ミシェルはバラクからサプライズでプロポーズをされた。ミシェルはシカゴの市役所の行政職に転職し、バラクも法律事務所から内定が出た。2人は結婚し、ハネムーンもすませ、順風満帆な新婚生活が始まるかに見えた。ところが、ミシェルにとっては予想外のことが起こる。. 質や大きさは異なれど、こんな風に他人と関わり、世の中、社会と関わり、人生を歩みたい。 期待せずに読んだけど、読んで良かった。 ャツ・パンツ :オールド イングランド/三喜商事(03-3470-8245) 文句なしの★5。, 読了。めちゃくちゃ良かった。読んで良かった。 ミシェル氏は、肌の色が黒く、女性であり、マイノリティの立場だ。それでも学問に励み、高学歴の大学に入学し、弁護士となり、ファーストレディーになった。その人生から学ぶべきことは多い。 特にバラクと出会う頃から引き込まれた。 天職って、あくまでもそのときの天職であって、環境や人との出会いでいくらでも変わっていくし(夫が大統領になるとか)、唯一無二でなくて良いのだと励まされた。 小さい頃から人種の違いからくる所得の差が生み出す心の壁のそばで生きてきて、地元で白人の緊張感を身近に感じ、社会的に力のある人々がみんな自分たちの街のコミュニティから距離を置き、そうした人たちが作る豊かな集団がどんどん遠い存在になるのを目にしてきたミシェル 父は身体に障がいを持ち、金銭的な余裕もない家の出身。 Instagram:@higashisayumi 多様性を受け入れる社会を望んでいたのに、次の大統領はトランプ氏になってしまった。すごく残念な様子が窺える。でも、希望を捨てていない。次の世代が、より良くなることをずっと信じているのだ。, 「私はずっと無視とともに生きてきた。無視の歴史が私のルーツだ。」 「マイ・ストーリー」は元ファーストレディーであるミシェル・オバマさんの自伝です。スラム街で育った黒人の女の子が名門大学に入り、弁護士になり、いくつかの幹部職を務めた後、ホワイトハウスにたどりつくまでの実話です。ミシェル・オバマさんのバイオグ プリンストン大学、ハーバードロースクール卒業、シドリー法律事務所で企業法務弁護士として勤務という輝かしいキャリアに満足することなく、次々と自分の本当にやりたいことは何かの自問自答を繰り返し、キャリアを積んで行く(といっても収入はどんどん減っていくのだが) 幼い頃から両親に自分の頭で考え自分の言葉で意見を述べ、自分の問題は自分で解決するよう育てられる ただ、どんな状況に置かれても自分の意思を持って行動し、過去の慣習に囚われずに正しい行動を心がけ、そして何があっても家族を大事にするという強い信念を持った本当に強い女性だなと感じた。 とにかく名言の数々。 こんにちは!今日はとてもエネルギッシュな本の読書会でした! ミシェル・オバマ『マイ・ストーリー』(集英社)全世界で1000万部以上売れている(!)オバ… 日本にもこういうリーダーがほしい。, 努力、恋、家族、政治、愛、教育、差別、アメリカの壮大さ、本当に様々な要素を詰め込まれたミシェル・オバマのストーリーだった。 それだけで、話に聞く耳すら持ってもらえず、怒れば感情的だと批判され、半分の権利を手に入れるために2倍の努力を必要とされ、失敗を過剰に評価され、敵意と畏怖を向けられる。 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 生い立ちやオバマとの出会い、結婚に至るまでも興味深く、時に胸を痛め、時にニヤニヤしながら読んだが、やはり大統領選の選挙活動や当選し、ファーストレディになってからの項は、おもしろかった 妻、母という立場が個人のキャリアの妨げになること(そしてそれは家族への愛情とは別問題であること)など、身近な考えや感情も多く、とても魅力的な自伝だった。 父の死と、若い友人の死から、人生は短い。無駄にしてはいけないと誓うミシェル氏。 ローラブッシュやヒラリーとは違う。 時に自問自答し自信をなくしかけたり、 何重にもマイノリティであり、社会構造の生きにくさを受けるところにいた彼女の半生を、しかし、深い愛情とできる限りのユーモアで包んで語られた自伝。 昨年11月に刊行されたバラク・オバマ元大統領夫人、ミシェル・オバマの回顧録『Becoming(ビカミング)』が、全世界で1000万部以上売れている。その翻訳書『マイ・ストーリー』もこのたび、集英社から刊行された。英国BBCによると、本書の版 ミシェル・オバマを通して私は、彼女が学んだ大切なことを沢山教わったように感じる。 Copyright © 2020 ハッピーノートブック All Rights Reserved. バラクに負けないくらい有能で魅力的な人なんだと分かった。 彼女の葛藤のなかに浮彫になる人間性。 2019年8月23日日本版発売! 2020年に入り、世界的に流行している新型コロナウイルスの影響で世間が、世界が、大きく揺れています。, こういった世情の中、元に戻ることを願うのではなく、新しい道を切り開いていく姿勢がいよいよ重要となってきました。, そして、そんな未来に向けて“ポジティブな覚悟”を決めさせてくれる映画と出逢いました。, ミシェル・オバマ元大統領夫人の著書「マイ・ストーリー」は全世界で45の言語に翻訳され1000万部以上の売り上げを記録し、世界中の女性たちの心を魅了しました。, 今回ご紹介するその本と同タイトルの映画「マイ・ストーリー」は、出版ツアーに密着したドキュメンタリー。, 読者との交流の様子や握手会の様子を追いかけ、飾らないありのままの夫人の姿を映し出したこの作品は家族や友人へのインタビュー、貴重な舞台裏映像などを織り交ぜながらも、弁護士からファーストレディーへと転進していく生き様に迫ります。, ミシェル・オバマは1964年、シカゴに生まれました。先祖には奴隷もいたという労働者階級の家庭に生まれ育った聡明な少女は、プリンストン大学とハーバード大学で学び、法律事務所で知り合ったバラク・オバマと結婚。2009年から2017年まで初のアフリカ系アメリカ人のファーストレディーとして、非営利団体などに勤務しながら夫の政治活動を支えました。, 圧倒的な努力で勉学に励み、トップクラスの大学に入学し、いつの日か世界中から注目される人物となっていくその姿は、まさしくアメリカンドリームの体現者。, 映画に登場する出版記念ツアーはロックスターのライブのようなスケールの会場で行われ、彼女の人気が伝わってきます。, 学歴もキャリアもパーフェクト、そして何と言ってもファーストレディーをつとめた女性。自分とは全く縁のない遠い存在のような気がしませんか?, ミシェルの持つ“いくつもの姿”に迫っていくからこそ、彼女との共通点を見つけることができ、いつしか彼女が身近な友人のように思えてきます。, 出版記念の握手会のシーンでは、誰とでもすぐ打ち解けるためのヒントが、たった数秒間に垣間見えます。, 「大切なのはひとりひとりを受け入れること」と語るミシェルは、一瞬のうちに多くの人と感情を通い合わせます。数秒程度の握手会に思いのたけを詰め込んでくる来場客。, 優雅でウィットに富んだコミュニケーションの宝庫ですが、その秘訣は、相手に興味を持つ姿勢だと伝わってきます。 相手に寄り添い、包み込むような視線で興味の矢印を相手に向けるミシェル。, SNSで発信する人が増えた現代、セルフ・プロデュースを重視しすぎるあまり、知る努力よりも知ってもらう努力ばかり大事にしている人が増えていると感じます。, だからこそ、ミシェルのどこか懐かしいコミュニケーションは心に染み、彼女が支持される理由が見えてきます。聞く力という言葉は使い古されていているけれど、それよりもさらに踏み込んだ「寄り添って、包み込む力」があるのです。, リーダーになるべき存在って、実は「話を聞きたい人」以上に「話を聞いて欲しくなる人」なのかもしれないと気付かされた瞬間でした。, 3日間で3都市開催される予定の出版記念ツアーにおいて、もっとも重要になる司会者を選出する場面も印象的でした。, このシーンには今後、社会で求められるパーソナリティーが見え隠れしているから興味深いんです。, MCを選出するシーンではセス・マイヤーズ、コナン・オブ・ライエン、そして意外にもジャスティン・ビーバーの名前まで並ぶ中、ミシェルはこう述べます。, 影が濃いほど、明るい部分の光は輝きを増すもの。だからこそ、これからの時代はさらにエネルギッシュで情熱を持った人のパーソナリティーというのは重宝されていくと確信します。, 例えば、映画ソムリエの私が割と出会うのは「洋画派」「邦画派」と自身で観るジャンルを決めつけている人。好みはあっても自分で自分を決めつけてしまっていることはもったいないと思いますが、こんなふうに何気ない日々の選択肢でも自身で勝手に枠を作っていることが意外にもあったりするものです。, 好奇心と人間のエネルギーというのは、比例していきます。だからこそ、知らず知らずのうちに興味の蓋をしてしまっていることを改め直そうと、価値観が喚起されました。, 目まぐるしく変化する環境下でも、普通と変わらないように過ごすことを努めたミシェルのエピソードも心に響きます。, 例えば、タキシード姿の人がお手伝いしてくれる生活に、娘たちが慣れてしまってはいけないと思い、ホワイトハウスでの服装規定を変え、さらには清掃員にベッドメイキングを毎日やらないように頼むのです。, しかし、尊敬に値する人格を持ったミシェルですらホワイトハウスに入った後も一部では、不当な差別にあい続けたといいます。, 相手を変えようとせず、淡々と歩みを止めず、生き方で人生の証明をしようとする力強いその姿。焦らず、止まらず、まっすぐなその生き方に触れると、私の頭の中の凝り固まっていた何かがほぐれていきました。慣れ親しんだ古い友人から、私の人生までも肯定してもらえた気分です。, 1986年6月1日生まれ。2013年3月に4年間在籍した広告代理店を退職し、映画ソムリエとして活動。レギュラー番組にラジオ日本『モーニングクリップ』メインMC、映画専門チャンネル ザ・シネマ『プラチナシネマトーク』MC解説者など。, HP:http://higashisayumi.net/ それでも細かく描くことによって映画のように惹きこまれる臨場感が出せるがゆえの。。。 バラク・オバマ氏との出会い、ファーストキスの様子は、素敵なラブストーリーでほっこりする。オバマ氏が、バリ島にこもって本を書いたり、ふとしたときに所得の不平等について考える姿が印象的。大統領になってから精力的に働く姿、ホワイトハウスでの暮らしも参考になった。 ミシェル・オバマ元大統領夫人の著書「マイ・ストーリー」は全世界で45の言語に翻訳され1000万部以上の売り上げを記録し、世界中の女性たちの心を魅了しました。 Blog:http://ameblo.jp/higashi-sayumi/, 『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 』“若草物語”が、繰り返される意義。女性の自立と幸福の関係, 太宰治を愛した女たち、 3つの強さと3つの欲望。 「人間失格 太宰治と3人の女たち」, [第5回]ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜  ~横浜~ Timeless Luxury in YOKOHAMA 時を忘れ、時を超え、時を刻む, [第4回]星のや沖縄 ~沖縄~ 沖縄の歴史や文化を秘めたリゾート、 「星のや沖縄」がサンゴ礁の海沿いに誕生!. そんな素晴らしく楽しめる文章世界のなか、 バラク・オバマと出会ったころからはときめき、そして恋人との価値観の相違を認め、相手のバックグラウンドを含め尊重して考えていくことを。 ミシェル氏の父は、多発性硬化症をわずらったものの、まったく医者にかからなかった。だんだんと病気が悪くなっていく様子、それをただ見守るしかない家族の様子が印象的。なぜそこまでして医者にかからなかったのか。受診することで、悪くなる病状を聞くのが辛かったのだろうか。現状を知り共に生きることと、何も知らずに悪化する身体をもつこと。どちらがよいのだろうかと考えてしまった。 これはミシェル・オバマの紡ぐマイ・ストーリーであると同時に、読者である私達一人一人のストーリーでもある。 / 朝⽇新聞掲載:2019年10月05日, 「すべての涙を笑いに変える黒いユニコーン伝説」翻訳者・大島さやさんが作品を徹底解説, 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Copyright © Flier Inc. all rights reserved. ホワイトハウスの間取りやそこでの生活・執事とのやりとり、バッキンガム宮殿でのエリザベス女王との謁見・・・ 望めば、必ずできると教えてもらった気がする。 黒人の女性。 特に、女性に読んでほしい本だ, 第44代アメリカ大統領バラク・オバマ氏の妻、ミシェル・オバマのストーリー。 ただ、その時々で、「自分は何者か」「果たしていまの自分は十分か」を自分に問い、心のままに、良い意味でいまに抗うこと。 彼女の幼少期からは、子供が自身を認めてもらうことの大切さ、そして家族で集まって分かち合う時間の大切さを。 シカゴの貧しい街で育った少女時代。常に努力を続けて入学したプリンストン大学で、学生のほとんどが白人男性であることに打ちのめされたこと。辛い思いをした流産や不妊治療。共働きで子育てをする中で、なぜ自分ばかりが仕事を犠牲にしなくてはいけないのかとイライラし続けたこと。バラクの夢を支えるために、大嫌いだった政治の世界に入り、身を削って選挙のサポートをしたこと。そして何もかもが特殊なホワイトハウスで、二人の娘を“普通に"育てようと必死で努力したこと。大統領夫人として政治に口出しすることは控えたけれど、子どもたちの食生活にもっと野菜が増えるよう企業に働きかけるなど、自分の立場をフル活用して夢を実現したこと。私たちと変わらない悩み多き生活を送る1人の女性の飾らない日常がいきいきと描かれています。, 579p、あまりの分厚さに、ちょっとひるんだが、読み始めると マイ・ストーリー [著]ミシェル・オバマ 聡明で親しみやすく、演説の迫力はバラク・オバマを凌ぐほど。国民の支持も圧倒的なのがミシェル・オバマだ。しかし、その裏には多くの葛藤があることをこの自伝は教えてくれる。 考え方。オープンマインドで、真面目な努力家。 女性や黒人を代表しているという無意識の意識。 長尾莉紗・柴田さとみ(翻訳) 『マイ・ストーリー』 集英社、2019年8月。isbn 978-4087861174。 関連書籍. 失礼ながら、庶民感覚のあるとても有能な1人の女性なんだなと身近に感じた。 学生時代からは女性であってもたゆまぬ努力を怠らずキャリアを積める可能性を。 エリザベス ライトフット著、浅尾 敦則訳「ミシェル・オバマ――素顔のファーストレディ」(2009年、アスペクト)isbn 978-4-7572-1671-6 エリート街道まっしぐらのファーストレディではなく、 ホワイトハウスでの生活が個人の目線で描かれているのも興味深かった。, もっと政治に関する話が多いのかと思ったらそうでもなくて、どちらかというとミシェル・オバマというひとりの女性の半生を綴った本。 バラク・オバマ氏はとても真摯な人間であること、ミシェル・オバマ氏もファーストレディーとしてアメリカ国民の健康を守るために尽力したこと、アメリカ大統領の子供として世間から注目されることになった子供たちを心配していたことがよくわかる。ミシェルさんのストーリーを書くことは、大統領のストーリーを書くことになるため、悪いことは書けないと思う。そう思いつつも、やはり真摯な様子が伝わってきた。 きっと両親からの影響が大きいであろう、希望をなくさない姿勢。 だからこそ、様々なプロジェクトを立ち上げ、色んな人を巻き込み、多くの人達に影響を与えることかまできたんだと思う。 どんなに小さな一歩でもいいんだ、と思える。 「学びメモ」をみなさんに気持ちよくご利用いただくために、ガイドラインを策定しました。ご確認ください。, マイページを全体に公開したくない方は「許可した人だけ」を選択して、次ページにお進みください。, 友達と繋がるには、ID検索を有効にしてください。マイページを全く公開したくない方は「いいえ」を選択してください。, スラム街で生まれたミシェルは、名門大学を卒業後、いくつもの幹部職を経て、ついにはホワイトハウスへとたどり着いた。しかし、その道のりは決して平坦なものではなく、ミシェルは多くの葛藤を経験した。, ミシェルがこれまで力を発揮し、「成功」してこれたのは、周囲からの愛情と高い期待があったからだとミシェルは受け止めている。, 「Becoming」とは、前進する行為そのものである。より良い自分になろうとする旅に終わりはない。, 従来のビジネスの概念や知識が大部分を占めるが、いくつかの革新的なアプローチや視点を含む。, 全く新しい洞察や視点、または独自のビジネスイノベーションのアイデアが提示されている。, 難解な専門用語、長く複雑な文章、不明瞭な言い回しが多く、脆弱な論理構成となっている。, テーマを理解するのに役立つ用語説明、概念の図解を含み、論理構成は良く推敲されている。, テーマの理解を助ける用語説明や図解に富み、首尾一貫した強力な論理構成が展開されている。, 日々の業務に応用できるようなアイデアやコンセプトはほぼ皆無で、理論的な洞察のみにとどまっている。, 理論的な洞察と関連する実際の業務を結びつけるようなアイデアやコンセプトは限定的である。, 理論的な洞察が大部分であるものの、いくつかの事例やチェックリストなどを含み、一定の応用性を有する。, 多くのフレームワーク、チェックシート等のツール、およびケーススタディを伴う応用性の高いコンテンツを有する。, ビジネスシーンに関連性の高い多くの事例やケーススタディ、実践的なツールを含み、応用性が極めて高い。. 信念を持って進む姿には力をもらえる。 まず、子供の食育の大切さを広めたいと考えたのも、そんな彼女だからだ 父・母・兄についてもとっても魅力的だった。 今年1番。 発売⽇: 2019/08/23 ミシェル・オバマの自伝『マイ・ストーリー』の発売を記念し、発売日の夜にイベントを開催いたします。 本の中にちりばめられたミシェルさんのパワーフレーズをもとに、トークセッションが繰り広げられるスペシャルナイト。 おそろしいほどの事実確認作業を要したはず。 私はこの本を通し、一人の、(アメリカでは場所によっては差別の対象とされる)アジア人女性として、マイ・ストーリーを築き上げていく、そのための心の支えを得た。 Copyright © 2020 Flier Inc. All rights reserved. しかし前向きに自分の意志を信じて進む、 長尾莉紗・柴田さとみ(翻訳) 『マイ・ストーリー』 集英社、2019年8月。isbn 978-4087861174。 関連書籍. 「マイ・ストーリー」は元ファーストレディーであるミシェル・オバマさんの自伝です。スラム街で育った黒人の女の子が名門大学に入り、弁護士になり、いくつかの幹部職を務めた後、ホワイトハウスにたどりつくまでの実話です。, 父方の先祖(祖父の祖父)がサウスカロライナ州出身の奴隷で、母方の先祖(祖父の祖父)がジョージア州出身の奴隷というルーツを持ちます。ミシェルさんの家族は、母の叔母にあたる人の家の2階に間借りをして暮らしていました。, ミシェルさんの母は、子どもが小さいころは専業主婦でしたが、ミシェルさんが高校生の頃から、秘書として働き出しました。父は多発性硬化症という難病でボイラー管理の仕事をする市の職員という、どちらかというと貧しい中流家庭です。, 元々教師になりたかったという教育熱心な母親のおかげで、ミシェルさんと2つ年上の兄クレイグさんは小さなころから成績優秀でした。高学歴の子どもを育てたいという親の希望もあり、ミシェルさんは、兄も学ぶ「プリンストン大学」に入学し、晴れて弁護士となります。, 几帳面。自尊心が強い。権威や圧力に屈せず誰に対しても自分の意見をはっきり言う。負けず嫌い。子供好き。寂しがり屋。大勢の人と過ごすのが好き。だらしない人が嫌い。せっかち。怒ると感情的になる。目的達成型。計画を立てスケジュールをきちんとこなす。典型的な黒人エリートタイプ。, 人生の早い段階から世の中を変えたい、社会の役に立ちたいという極めて強い意志を持つ。超がつく目的達成型。社会的地位や名声にはさほど興味がない。熱心な読書家。まじめ。優雅な物腰。誰とでも仲良くできる。人を惹きつけるカリスマ性がある。整理整頓が苦手。時間にルーズ。マイペース。のんびり屋。怒ると理論で相手を説得しようとする。, バラク・オバマさんは大学卒業後、いったん社会に出て数年間複数の仕事を経験した後、「ハーバード・ロー・スクール」に入ります。「ハーバード・ロー・レビュー」の編集長に選ばれるなど、在学中からその存在を世間に認められていたバラク・オバマさんでしたが、条件の良い就職先には全く興味を示さず、, 大学卒業後には、人権弁護士として活動するつもりでいた。また、アメリカの人種問題についての本を書くことを考えていた。175ページ, というあまりにも強い自信があるために、ミシェル・オバマさんは、彼と自分を比べて気後れするほどだったと述べています。176ページ, 全ての判断基準、行動基準が「社会貢献」という、明確な目的意識からなっています。133,143,157ページ, この強い意志と自信(使命感)こそが、バラク・オバマさんのカリスマ性の源となっていると私は感じました。, はじめに BECOMING ME BECOMING US BECOMING MORE エピローグ, 1960年代後半(ミシェル・オバマさん4歳?)イリノイ州シカゴのスラム街 サウス・ショア地区のサウス・ユーックリッド通りに面した一軒家で暮らす幼少時のことや、ブリン・マー幼稚園、ブリン・マー小学校、ホイットニー・ヤング高校、プリンストン大学、ハーバード・ロースクールを経て、弁護士になり、シドリー&オースティン法律事務所でバラク・オバマさんと出会い、付き合うまでのこと。, 婚前のバラク・オバマさんとの交流や、親友の死、弁護士としての仕事、悩んだ末の転職や、実父の死、結婚生活、二人の娘との生活、政治家として超多忙なバラク・オバマさんとのすれ違いと葛藤、アメリカ大統領選挙でのミシェルさんの活動と受けたバッシング、バラク・オバマさんが連邦上院議員に当選し、アメリカ大統領選挙に立候補し、当選するまで。, ホワイトハウスでの生活、シークレットサービスや厳重な警護の様子、ミシェルさんの食育活動、エリザベス女王との謁見、マイノリティ女学生たちとの交流、ネルソン・マンデラ氏との面会、負傷した兵士の慰問、大統領選挙2度目の再選、黒人にまつわる理不尽な事件、夫や二人の娘のこと、トランプ氏アメリカ大統領当選まで。, ミシェル・オバマさんのご両親は、聡明で教育熱心な人達で、ミシェルさんは幼稚園に入る前から既に基本的な単語は読むことが出来ました。, 教室に設備を導入するための資金集めに尽力し、先生たちを呼んで夕食会を開き、成績のいい生徒のための多学年クラス設置を求めて働きかけた。65ページ, 一番心強い味方である私の母。母が目を光らせてくれたおかげで、私は陰気な二年生のクラスで萎れてしまわずにすんだのだ。477ページ, ミシェルさんの母親は、PTA会員として学校に積極的にかかわっていました。勉強が出来る子供だけを集めて良い環境の中で勉強が出来るように仕組みを変えたりもました。37ページ, ミシェルさんの兄のクレイグさんが大学に進学するとき、バスケットボールでオファーを受けた大学に進もうと考えたのに対し、両親は断固として反対し、一流大学へ進むことを促しました。78ページ, ミシェルさんの高校時代、費用が出せる家庭を対象とした任意参加のフランス研修旅行も、両親は娘を参加させました。86ページ, 両親と子供との間には、深い信頼関係があり、ミシェルさんとクレイグさんは、何でも母親に相談します。ティーンエージャーの頃、クレイグさんはガールフレンドから誰もいない自宅に誘われたとき、外泊すべきかどうか母親に助言を求めているほどです。70ページ, ミシェルさんとクレイグさんの社会的な地位は、もちろん本人の努力あってのことですが、それ以外にもこの聡明な両親やその環境に育てられたおかげだと私は思います。, 私の一番重要な部分は表面的な功績ではなく、それを支える土台、 つまり、長年かけて私を鍛えてくれたものや、私に自信を抱かせてくれた人たちにあるのだ。私はそういう人たちみんなを覚えている。前に進むよう背中を押してくれた人たち。将来で必ず出くわすであろう侮辱や冷遇に、 黒人でも女性でもない人を優先するように構築された環境に負けない私を育んでくれた人たち。477ページ, はっきりとした時期は不明ですが、おそらく兄のクレイグさんが高校生の頃、彼は精神面で不安定になる時期がありました。51ページ, ミシェルさんたち家族が住んでいた地域は治安の悪化が進み、火事が多く発生し、もし自分の家が火事になったら、体の不自由な父をどうやって救うかということで頭を悩ませたクレイグさんは、家族で避難訓練をすることを提案します。, 後にバスケットボール選手として活躍するクレイグさんですが、その頃はまだ体格もそれほどではなく、2階から1階へ、燃え盛る炎の中、80キロある父親を運ぶことがどれだけ大変かというのが、クレイグさんの心配の種だったんですね。, どれだけいざという時の為に備えても、「その時になってみないとどうなるか分からない」という現実に対し、他の家族は、「先の事は考えないようにする」という行動をとるんですが。28ページ, クレイグさんだけは、長男である自分がしっかりしなくてはと思う気持ちから、何かをしないではいられない、その気持ちが強く伝わってきて共感できました。, ハワイののどかな陽気の中で育ったせいかも知れないけれど。 バラク・オバマさんの時間感覚がちょっと問題あり。(^_^;), この頃バラク・オバマさんは州上院議員としてスプリングフィールドで単身生活していたようで、毎週木曜日に自宅に帰るのを楽しみにしていたのですが。, 「今帰ってる」はバラクの果てしない楽観主義から生まれ、帰りたいという彼の気持ちを表す言葉にすぎず、いつ家に着くのかを示しているわけではないとやがてわかっていった。「もうすぐ着く」も、地理的な位置ではなく彼の心理状態を表しているだけだった。266ページ, ミシェルさんに「カエルコール」してから、その後同僚と45分立ち話したり、「ジムで運動してから帰る」ことをうっかり言い忘れたり。, またもやジム。(;´・ω・) いつでもできる運動をなぜ、お国の大事な予定の前にやる?, ミシェル・オバマさんは幼いころ、親戚が近くに沢山住んでいた為、いつも周囲には家族や親類がいるのが当然の環境で育ちました。, 例えるならば、ローカルなヤンキー家族。イベントや行事になると親類縁者みな集まる、みたいな。( ˘•ω•˘ ), 政治家というのは常に家にいないことが多く、そのことがミシェルさんにとってはすごく辛かったようです。267ページ, 陛下は列をなす人々に次々と短く親切な、けれどそれ以上の会話には発展しないような言葉をかけて、人の流れをスピーディにさばいていた。一方バラクはといえば、愛想のよい気さくな態度で、ほとんど自分から相手に雑談を持ちかけ、人々の質問にのんびり答えている。それで人の流れを完全に混乱させていたのだった。548ページ, 主催者として来客を迎える歓迎の列に立った時のエピソード。女王陛下は、とても頭の良いスマートな方で、一方のバラク・オバマさんはやっぱりここでもマイペースぶりを発揮。, エリザベス女王陛下がミシェルさんに、履いているハイヒールの話題を持ちかけて共感を誘い、初対面のミシェルさんの緊張を解くシーンがあるのですが、, ミシェルさんはその時、女王陛下の背中に片方の手を回し、心が通じ合ったと感じた自分の気持ちを正直に表現します。, 女王陛下は、ミシェルさんを引き寄せ、手袋をはめていた手をそっとミシェルさんの腰に回しました。424ページ, 女王陛下は思いやりがあって、相手の好意を暖かく受け取る心の余裕のある素敵な方です。このシーンを読んで私も女王陛下のことが好きになりました。, しかし、女王陛下の体に触れることはタブーとされる行為で、これが後にメディアに叩かれて話題となります。, ミシェルさんは、ファーストレディーという型にはまらないおてんば気質で、この本を読んで、私は彼女にとても親近感がわいてきました。, エリザベス女王陛下にカーディガンを着て会ったことをメディアに批判されたり。(カーディガンはさすがにまずいらしい。), 大理石の階段を降りて、赤いじゅうたんを越え、ジョージ・ワシントンやベンジャミン・フランクリンの胸像の角を曲がり、キッチンを通り過ぎ、 そうして気づけば、私たちは外にいた。湿った夏の空気が顔にあたる。芝生のあちこちに蛍の光が瞬いているのが見えた。543ページ, アメリカの50の州で同性婚が認められた日に、ホワイトハウスが虹色のイルミネーションでお祝いするのを自宅の外から眺めたい衝動を素直に行動に移すミシェルさん。, サーシャが友達のジュリアの誕生日パーティーに呼ばれた時、その家の人に「時前にシークレットサービスがお宅を訪れてセキュリティ上の点検をする必要があるんです」と伝えるのは気まずかった。我が家に遊びにきてくれる子たちの送り迎えのために、保護者の社会保障番号が必要だと告げるのもやはり気まずい。411ページ, 子供の交友関係でさえ、厳重なセキュリティ。マリアちゃんとサーシャちゃんは、他人の車に同乗することはセキュリティ上出来ません。通学は防弾ガラスの入った警護車列で、登校中は武装したシークレットサービスの一団に付き添われ、授業中も数名のエージェントが教室の外にたって警護にあたります。, ホワイトハウスにはトルーマン・バルコニーという南庭に面した美しいアーチ型のテラスがある。我が家の誰かがこのトルーマン・バルコニーに出たいと思ったら、まずシークレットサービスにその旨を伝えなければならない。すると彼らは二十四時間いつでも即座に、バルコニーが見えるEストリートの一区画を封鎖し、通りに面したゲート付近にいる大勢の観光客を立ち退かせるのだ。434ページ, オバマ夫妻はとても夫婦仲が良く、大統領になる前は、毎週二人でデートを楽しんでいました。大統領になってから、ニューヨークで食事とお芝居のデートの様子も私の好きなシーンです。, デートがしたいというミシェルさんの可愛いお願いに応えるバラク・オバマさん。出かける前の、そわそわとおめかしをするミシェルさんの様子。, 私は薄暗い明りの下、小さなテーブル越しに夫とおしゃべりをするのが好きだ。これまでも、そしてきっとこれからも。バラクはとても聞き上手だし、気が長くて思いやりがある。彼が頭を後ろに反らして笑う姿が、私は好きだ。その瞳に映る明るさも、芯の部分にある優しさも。431ページ, ニューヨークの街の交通網を封鎖、レストランに同席する民間人の磁気探知棒での身体検査、劇場前のブロック全域封鎖、劇場に入場するすべての民間人は金属探知ゲートを通らなければならない。, オバマ夫妻はとても人間味があって、私たち一般人とそれほど変わらないように思え、親近感がわきました。, 私たちと同じように、今の仕事が自分に合っているのかどうか悩んだり(180ページ)、夫と意見の食い違いで喧嘩したり(266ページ)。, 人種差別主義者による銃乱射事件の葬儀の席で、オバマ大統領が列席者を促すように、ゆっくりと魂のこもった「アメイジンググレイス」を歌うシーン。539ページ, バラク・オバマさんの原動力とは、長い歴史の中で、理不尽さに手も声も出せなかった自分のルーツ。その現実を変えたいという強い気持ちから来るものなんだということが強く伝わってくるシーンでした。, 日本人には到底理解できない現実の中で彼らは暮らしています。私たち日本人はとても恵まれていると感じました。, この本は579ページあり、文字も細かく、読むのにかなりエネルギーが必要です。 私の書評で、ミシェルさんの魅力が伝わればいいなと思います。, ミシェル・オバマさんの母方の、音楽好きな祖父から幼少時代に贈られた、スティービーワンダーのアルバム「トーキング・ブック」に収録されている曲。, コスメやスキンケアなど美容に関するお得な情報や、口コミ、評判、効果についても独自の視点で調査、レビューを書いています。, 【永田町・霞が関インサイド】時間にルーズなオバマ氏 泣かされた事務方 伊勢志摩サミット秘話, それだけなら笑って済ませることができた。が、サミット本番でもオバマ氏は遅刻したのだ。サミット2日目の午前9時17分からG7首脳会議・ワーキングセッションIIIが…, 【4月2日 AFP】(写真追加、一部訂正)バラク・オバマ(Barack Obama )米大統領の20か国・地域(G20)緊急首脳会合(金融サミット)出席に同行し、米大統領夫人として初めて英国を公式訪問中のミシェル・オバマ(Michelle Obama)夫人の動向が、英メディアの注目の的になっている。.

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