翌朝山の中で使い捨てのライターや明音(あんな)の隠し撮り写真、駐在日誌と書かれている割れたフロッピーが見つかりました。馬淵はすぐ文吾のワープロを調べると、そこには犯行をほのめかす内容が。 さつき(麻生祐未)は鈴(貫地谷しほり)の家で音臼小学校の生徒の集合写真を眺め、鈴が文吾の娘だと話し始めます。さつきは鈴を盗撮しており、その行動から音臼小の鈴だと突き止めていました。そしてさつきは、みきお(安藤政信)に話されたくなければ自分に協力しろと脅すのでした。 演じる芦名星は、2019年に『W県警の悲劇』でゴールデン帯連ドラ初主演を果たし、ドラマW『神の手』など多数の作品に出演。2020年1月公開の映画『AI崩壊』にも出演します。, #テセウスの船 2話まであと6日❗️今日からはおもしろ動画集をお届け☃️✨電車で見る方はにやけないよう要注意…????コンビのお2人は撮影シーンがいつも一緒????静かに過ごしたい人見知りの今野さん、お喋り大好き元気な六平さん、なんとも真逆なお2人なのです??? これまでも『陸王』(2017年)や『ブラックペアン』(2018年)などの日曜劇場作品に出演してきた竹内ですが、本作でいよいよ初主演となりました。, 佐野文吾は心の父で、現在は殺人罪で死刑判決を受けて服役中です。事件前は明るく豪快な駐在警察官として村人にも、家族にも慕われていました。 家では和子(榮倉奈々)のお腹の子を「心」という名前にすることが決まり、鈴(白鳥玉季)からそれを聞いたみきおは大笑いをしていたと言います。 心が歩いていると、急に霧に囲まれ、なぜか現代に戻ってしまいました。慌ててスマホを見ると、文吾は死刑囚のまま。それどころか母の和子(榮倉奈々)と兄の慎吾(番家天嵩)が一家心中で亡くなっており、未来が変わってしまっていました。, 現代に戻った心(竹内涼真)が急いで家に戻ると、由紀(上野樹里)の姿はなく、以前と部屋の様子が違っていました。彼女の実家に行くと「誰ですか?」と由紀に話しかけられ、「音臼小事件の犯人の家族ですよね?」と気づき心を取材しようとします。心と由紀は結婚すらしていませんでした。 pic.twitter.com/Al5QSgT47Y, 2017年から週刊モーニングで連載が開始された『テセウスの船』。東元俊哉による本作は、「殺人犯の息子」として育ってきた主人公が、父の無実を信じて事件を調査する、“泣けるミステリー”として話題になりました。 再びみきおに会いに行く心。するとみきおがいなくなったとさつきが騒いでおり、ベッドの下には「THE END」と書かれた紙が。心が学校へ向かうと、待ち構えていたみきおは全てを自白します。みきおは記憶を失っておらず、自分が鈴のヒーローになるためには文吾が邪魔で、全ての罪を被せようとしたのでした。供述をボイスレコーダーに録音していたみきおは、叫び声を上げながら液体を口に入れました。 竹内涼真が主演するTBSのドラマ「テセウスの船」の原作のあらすじと犯人のネタバレです。, このページには原作漫画「テセウスの船」の犯人や真犯人のネタバレが含まれていますので、犯人を知りたくない人は閲覧にはご注意ください。, 田村心の父・佐野文吾は、北海道の音臼村の警官だったが、28年前に音臼小学校無差別殺人事件の犯人として逮捕され、死刑判決が確定した。, しかし、父・佐野文吾は今もなお、獄中でえん罪を主張し続けており、再審査請求を出し続けていた。, 田村心は事件後に生まれたので、父・佐野文吾の事は知らなかったが、加害者家族として肩身の狭い思いをして生きてきており、父・佐野文吾の事を怨んでいた。, さて、田村心は、加害者家族という事を受け入れてくれた由紀と結婚しており、由紀が子供を出産するが、由紀が出産時に死去してしまう。, すると、妻・由紀の両親が、孫を加害者家族にしたくないと言い、弁護士を通じて、子供を引き取ると言ってきた。, 妻・由紀は生前、音臼小学校無差別殺人事件について調べ、当時の新聞にスクラップしており、音臼小学校無差別殺人事件の前に小さな事件が何件が起きている事を指摘し、父・佐野文吾はえん罪ではないかと言っていた。, 田村心は、そのことを思い出し、父・佐野文吾がえん罪なら子供を手放さなくて済むと考え、父・佐野文吾の弁護士から話を聞くため、由紀の残したノートを手にして北海道へと向かったのだった。, そして、田村心は、弁護士に会う前に、事件が起きた音臼村を訪れると、白い霧に包まれ、28年前に起きた「音臼小学校無差別殺人事件」の半年前にタイムスリップしてしまうのだった。, 28年前にタイムスリップした田村心は、偶然、佐野家を訪れ、雪かきをしていて屋根から落ちて雪に埋もれていた姉を助けて病院へ運んだ。, 本当は新聞配達員が姉を発見し、姉・佐野鈴は顔に大きな凍傷を負うのだが、田村心が発見したため、発見時間は早まり、姉は軽傷で済んだ。, さて、田村心は姉・佐野鈴を助けたことで、父・佐野文吾から感謝されるが、田村心は父・佐野文吾を犯罪者だと思っており、握手を拒否して立ち去った。, さて、歴史が変わる事を知った田村心は、妻・由紀のノートを見て、除草剤を飲んで死ぬ少女・三島千夏を助けるため、三島家の倉庫から除草剤を盗んで捨てたが、結局、三島千夏は死んでしまった。, 田村心は、父・佐野文吾と三島千夏が歩いてる所を目撃しており、父・佐野文吾を疑った。, しかし、田村心は除草剤を盗んでいるところを、三島千夏と新聞配達員に目撃されており、反対に父・佐野文吾から疑われるのだった。, 父・佐野文吾は行く当ての無い田村心を公民館で寝泊まりさせようとしたが、母は娘の命の恩人だと言い、佐野家に泊めた。母親は妊娠しており、おなかに子供が居た。それが、田村心だった。, 母は田村心が知っている母とは違い、明るく、元気だった。母は父が起こした事件の後、うつ病を患い、暗くなったのだ。, このため、田村心は、父・佐野文吾が犯人なのなら、殺してでも犯行を阻止しようと思い、半年後に起きる事件まで音臼村に滞在することに決め、仕事を探すことにした。, 一方、父・佐野文吾は田村心の荷物を探り、未来の平成27年(2015年)に発行された運転免許証を発見し、ますます田村心を怪しむのだった。, 田村心は、妻・由紀のノートに記載されていた事件を全て止めることにして、雪崩で死亡する木村敏行に雪崩を忠告した。, 木村敏行は田村心の忠告を聞き入れずに車で出かけて雪崩に遭うが、忠告を聞いていたので、間一髪で助かり、「未来が見えるのか?予知能力か?」と驚いた。, 父・佐野文吾は、田村心が三島千夏を殺害した犯人だと考え、刑事・金子に田村心を引き渡そうとしていたが、木村敏行を助けた事や、未来の運転免許証から、刑事・金子に引き渡すのを止め、田村心に金子に引き渡すつもりだった事を打ち明けた。, 一方、田村心は、父・佐野文吾が生まれてくる子供に「正義(せいぎ)」と名付けようとしていたことから、父・佐野文吾に「あなたにとって正義とは何ですか?」と尋ね、父・佐野文吾の「正義」を聞く。, すると、田村心は、父・佐野文吾が「音臼小学校無差別殺人事件」の犯人とは思えなくなり、2017年から来たことを明かした。, さて、助けた木村敏行の娘・木村サツキが音臼小学校で教師をしており、教師を目指していた田村心は音臼小学校で臨時教員として働けることになった。, 5ヶ月後に音臼小学校の多目的ホールで青酸カリ入りのジュースを飲んで21人が殺害される。女教師・木村サツキと、5年生のほとんどが、その被害者だった。, ある日、音臼小学校で飼っているウサギが殺されるが、この事件は妻・由紀のノートに記載されていなかった。, しかも、木村サツキによると、生徒には教えていないが、以前にも数度、学校のウサギが殺されたのだという。, その一方で、田村心は妻・由紀のノートに記載されてる事件を止めるため、2週間後に老人・田中義男が死ぬ事を、父・佐野文吾に教えた。, 田中義男の死因は心筋梗塞で事件性は無かったため、父・佐野文吾は、田中義男の自宅を訪れ、病院を受診するように勧めたが、田中義男は、目が悪く、町まで出るのは面倒だと言い、病院へ行くことを拒んだ。, しかし、話をしてみると、音臼小学校の子供達が田中義男の自宅を訪れて、田中義男の面倒を見ており、田中義男は子供達が来るのを楽しみにしていることが分かった。, そこで、田村心は「子供達のためにも元気になって欲しい」と説得して、往診を提案すると、田中義男は子供達のために医者の往診を受けることにした。, 犯人は田中義男を狙おうとしていたが、田中義男が毎日、医者の往診を受けていたので、犯行に至ることが出来なかったようだ。, ある日、田村心と父・佐野文吾は、田中義男の様子を見に行き、田中義男の部屋で、子供達が詩を書いていたノートに、気持ち悪い絵が描いてあるのを見つける。, その絵は、人間が2人描かれており、そのうちの1人は黒く塗りつぶされていた。いったい、この絵は誰が描いたのか・・・。, 田中義男が死ぬ予定日がやってくる。死因は心筋梗塞で事件性は無かったが、田村心と父・佐野文吾は、念のため、死亡時刻まで田中義男の家に居る事にして、医者にも無理を言って田中家に残ってもらった。, そのようななか、母親から姉・佐野鈴が帰宅しないという連絡が来る。さらに、吹雪になっているのに、三島明音も帰宅しないと言い、三島明音の両親がやってきた。, 田村心と父・佐野文吾は、田中義男の自宅で見つけた奇妙な絵は、佐野鈴と三島明音のどちらかが死ぬ事を意味しているのではないかと気づき、慌てて2人を探しに出た。, そのころ、三島明音は小屋の中に閉じ込められており、新聞配達員・長谷川翼にイタズラされていたのだった。, さて、いくら探しても2人は見つからないので、父・佐野文吾が、未来を知っている田村心に、娘の佐野鈴が無事なのか教えて欲しいと頼むと、田村心は三島明音が行方不明になるのは来月の出来事で、姉・佐野鈴については情報が無いことを教えた。, そのようななか、姉・佐野鈴が見つかるが、姉・佐野鈴は明音を知らないと言い、何も話そうとはしなかった。, さて、いくら探しても三島明音は見つからなかった。父・佐野文吾は田村心に「未来の明音はどこで見つかった?」と尋ねると、田村心は三島明音は行方不明のままで見つかっていないことを教えた。, 父・佐野文吾は、三島明音を探す手がかりを得るため、ノートを見せて欲しいと頼んだが、田村心はノートを見られると、「音臼小学校無差別殺人事件」の事を知られてしまうため、断固として拒否した。, 裏口から逃げ出した田村心は、新聞配達員・長谷川翼が怪しいと思い、長谷川翼の自宅を訪れると、佐々木紀子という表札が出ており、佐々木紀子が応対に出たが、三島明音を探していると伝えると、佐々木紀子は何も言わずにドアを閉めた。, 新聞配達員・長谷川翼は三島明音の写真を撮っており、佐々木紀子はその写真を見つけていたので、長谷川翼が犯人だと知っていた。, さて、田村心は、佐々木紀子という名前に覚えがあったので、ノートを調べてみると、佐々木紀子は三島明音行方不明事件で事情聴取を受けており、青酸カリを飲んで死んでいた。, 父・佐野文吾が「音臼小学校無差別殺人事件」で逮捕されたのも、佐野家から青酸カリが出てきたからだった。, さて、田村心は佐野家に戻り、父・佐野文吾に佐々木紀子の事を尋ねると、佐々木紀子は長谷川翼の婚約者で、「木村鍍金工場」で働いていると教えてくれた。, 「鍍金(ときん)」とは「メッキ」の事で、メッキ工場なら青酸カリがあるはずなので、田村心は思わず「青酸カリ」と口走ってしまう。, 父・佐野文吾は「三島明音行方不明事件に関係があるのか?」と尋ねたが、田村心は青酸カリが「音臼小学校無差別殺人事件」に使用されたことから、「いえ」と答えて何も話さなかった。, 翌日、父・佐野文吾は木村鍍金工場を訪れると、佐々木紀子は風邪を引いて休んでいたので、気になって青酸カリについて尋ねると、木村鍍金工場から青酸カリが無くなっていた事が判明する。, そこへ、三島明音の物と思われる手袋が見つかったという知らせが入り、父・佐野文吾は確認のために捜査本部がある公民館へと向かったが、手袋は三島明音の物ではなかった。, 一方、田村心は音臼小学校で子供達と遊んでいると、子供達が田中義男で見つけた奇妙な絵を見て、見覚えがあると言った。絵に描いてあった飛行機は、山小屋の風速計に似ているのだという。, そこで、田村心は父・佐野文吾と合流して山小屋に向かうと、山小屋の鍵が開いており、小屋の中でキーホルダーを発見する。. すると駐在所には文吾に翌朝音臼神社へ来るよう指示する手紙があり、見つけた心は1人で行くことを決意。翌朝音臼岳で30代の男性が倒れていると通報が入り、文吾は急いで現場へ向かいました。 ドラマ放送前ですので、あらすじ・原作・結末などのネタバレを含んでいますので、閲覧にはご注意ください。, 死刑判決を受け、収監されてしまった元警察官の父の冤罪を晴らすため、主人公が事件の真相を解明していくクライムサスペンス。, しかしそれは冤罪で真犯人が別にいるはずなのに、死刑判決を受けたまま31年もの時がたってしまうんです。, 主人公、心は父の無罪を証明するために奮闘する、という親子のきずなを描いた作品です。, この作品では主人公が生まれる前の事件なので父と息子は最初の時点ではあっていません。, 父の事件の真相を知るため、主人公は自分が生まれる前、事件が起きた31年前にタイムスリップしてしまうんです!, 「テセウスの船」が実写ドラマ化される事になりました。詳細についてはまだ言えませんが、情報解禁になり次第随時お知らせしていきます。そして来週発売の週刊モーニングで最終回を迎えます。読んで下さった読者の皆様ありがとうございました⭐️#テセウスの船 pic.twitter.com/HVlhVxi5mt, — 東元俊哉[テセウスの船]映像化決定 (@toshiya_paris) June 19, 2019, テセウスの船以外の作品は「バタフライ」「破道の門」「湘南レスキュー部」などがあり、テセウスの船が代表作となっています。, 原作が漫画ですので、ぜひドラマ放送前にチェックしておくとよりドラマを楽しめるはずです!, ちなみに主人公が過去と現代を行き来していたため、過去になくなった人物が現代では生きているということになっています。, 主人公が関わってしまったため、過去が塗り替えられ、真相にたどり着いたということになります。, 単行本がまだ発売前ですので、結末のネタバレは見たくない!という人はここから先はご注意ください。, 事件当時、新聞配達員をしていた長谷川という男に妻が父親の冤罪を証明してくれる証人として登場します。, 佐々木紀子は事件当時はまだ長谷川の婚約者で、31年前の青酸カリ事件で亡くなってしまった小学校の先生、木村さつきの実家の工場で働いていました。, そのあと長谷川はとある病院の娘を監禁し、盗ませた青酸カリを使って事件を起こします。, ほかにも佐々木紀子は長谷川の事件現場に訪れた際、当時の担当刑事、金丸が犯人と会話をしていたのも聞いていたのです。, 木村さつきは本来であれば31年前の青酸カリ事件で亡くなるはずでしたが、心が過去と現代を行き来してしまったため、31年前の事件自体被害者教師・児童が変わっているんです。, 31年前、無差別毒殺事件が起きる直前、小学校周辺で起きていた不可解事件の犯人は加藤みきおだったのです!, 幼いころから加藤みきおはサイコパス的な思考を持っており、幼少のころから今の妻である鈴に執着していたのです。, そしてみきおは長谷川に乱暴されますが、みきおはそれを使って長谷川を従わせ青酸カリを用いた事件を起こす犯行に及んだのです。, 当時小学生だった鈴は好きな人はいないけど結婚するなら父のような人がいいと話していたそうです。, それを聞いたみきおは鈴の父に敵意を向けてしまい、長谷川に命令して盗ませた青酸カリを鈴の家にこっそりと置き、無差別毒殺事件の犯人は鈴の父親に仕向けたんです。, そして事件当時、養子に迎えてくれた木村さつきには青酸カリを飲まさず、被害者になるためみおき事態も少しだけ青酸カリを飲んだんです!, 木村さつきはみきおが歩けることを知っていましたが、ストレスによる歩行不能と思っていました。, 長谷川が起こしたとある病院の娘を監禁、青酸カリを用いた事件を起こしたのも鈴を自分のものにするためのみきおの歪んだ愛から生まれたものだったんです。, 事件を起こしたことにより鈴は変わってしまった、好きになった純粋な鈴にはもう戻らない、と。, 小学校事件を起こさないために動く心だったが、未来のこと、事件のすべてを知っている心と心からこれから起こる未来の出来事を聞いた心の父親を殺そうとするものが現れます。, 小学校で起きた毒殺事件は起きなかったため、父親は捕まることなく時代は令和に移ります。, 心の実家ではかつて住んでいた村が閉鎖するということで、過去に埋めたタイムカプセルを掘りに向かいました。, そしてその中に、31年前に起きた事件の犯人について取り上げた週刊誌を鈴が見つけ、確認してみると心の兄、信吾を助けた人物と自分たちの末の弟、心と顔がそっくりなことを知ります。, 本当は心の名前は「正義」にする予定だったのですが、31年前、心の父、文吾をかばって亡くなった青年の名前から、今の心の名前は付けられたのです。, ちょっとややこしいですが、31年前に飛んだ心はなくなってしまいますが、その時代に母のおなかにいた「心」は生きているんです。, 31年前の事件が起きてしまうと心は母方の姓になるため、物語の最初は「田村心」という名前です。, しかし事件は起きず、父も捕まらなければ名前は父の名前のまま「佐野心」ということなんです!, https://twitter.com/takeuchi_ryoma/status/1188646891023556608, 31年前事件当時は、母のおなかにいたため事件後から現代にいたるまで父親の顔を知らずに過ごしていた。, 原作は最初のほうはハッピーエンドとは程遠い話の流れになっており、読むにつれてどんどん引き込まれていきます。, タイトルの「テセウスの船」というのはギリシャ神話に登場する逆説、パラドックスのことです。, 「英雄テセウスの船を後世に残すため、朽ちた部分を新品に交換していった結果、それははたして、もとの船と同じものであるといえるのか」という問題です。, 主人公の心は過去に干渉し、父の冤罪を晴らすために行動しますが、それがはたして未来の家族とも一緒なのか、という疑問に直面します。, 過去を変えるというタブーを犯すことがどういった意味なのか、変えることで本当に幸せになれるのか、という点に注目するといいかもしれません!, 漫画『#テセウスの船 』が実写ドラマ化かぁ。主人公は『#竹内涼真 』さん。全てを読んでいたファンとして・・・めっちゃ、っぽい!!雰囲気も合っていて、絶対面白くなると思う。あとは子供達のキャラクターも個性的な人を集めてもらって、素敵なドラマになって欲しいなぁ。, — NONSTYLE 井上裕介 (@inoueyusuke) October 28, 2019, https://twitter.com/RTakeuchi426/status/1189168372895797249, https://twitter.com/nao_takeryo/status/1188854635005501440, https://twitter.com/ryomaenoai0426/status/1188586664085442560, https://twitter.com/Taako_Take724/status/1188516327092154369, 父の事件の真相を知るため、主人公は自分が生まれる前、事件が起きた31年前にタイムスリップ, 31年前、無差別毒殺事件が起きる直前、小学校周辺で起きていた不可解事件の犯人は加藤みきお, 幼いころから加藤みきおはサイコパス的な思考を持っており、幼少のころから今の妻である鈴に執着, みきおは鈴の父に敵意を向けてしまい、長谷川に命令して盗ませた青酸カリを鈴の家にこっそりと置き、無差別毒殺事件の犯人は鈴の父親に仕向けた, 事件当時、養子に迎えてくれた木村さつきには青酸カリを飲まさず、被害者になるためみおき事態も少しだけ青酸カリを飲んだ, 年前に起きた事件の犯人について取り上げた週刊誌を鈴が見つけ、確認してみると心の兄、信吾を助けた人物と自分たちの末の弟、心と顔がそっくりなことを知ります。, タイトルの「テセウスの船」というのはギリシャ神話に登場する逆説、パラドックスのこと, https://manmuan.com/wp-content/uploads/2019/08/メディアマンムーアン.jpg. 忠臣蔵』、ドラマ『やすらぎの刻〜道』や「ニッポンノワール」など多数の作品に出演しました。, 本日、情報解禁となりました❗️2020年1月期ドラマTBS 日曜劇場『テセウスの船』主演は竹内涼真くん。その妻を演じます。時間軸が行ったり来たりする中、私は少し変わった役所になりますので、是非、お楽しみに??????? 帰っきた文吾を家族が出迎え、徳本と井沢(六平直政)がイノシシ鍋を振舞いました。心は事件に徳本が関わっているのではと話しますが、文吾は否定。その後文吾が県警に行くと馬淵が待ち構えており、1日留置所で過ごすことになってしまいます。 翼の死因は青酸カリ。翼の婚約者の紀子(芦名星)の働くメッキ工場から青酸カリが盗まれていることから、紀子が疑われます。翌朝、駐在所のポストに心の免許証が入っていましたが、ノートは探しても見つかりません。その時心は「S」と書かれた鈴(白鳥玉季)のキーホルダーを見つけます。 正式に取材をさせて欲しいと由紀に頼まれ、戸惑いつつも心は了承しました。 pic.twitter.com/tM7fC1qXAC, — 映画「ステップ」近日公開 (@step2020movie) March 26, 2020, 心の姉である田村鈴の幼少期を演じたのは、今大注目の子役である白鳥玉季です。 ?#今野浩喜 @comnotwithiroki #六平直政 pic.twitter.com/50p4B0lM0T, 井沢健次は、心がタイムスリップした先で出会う村人です。音臼村の商店主であり、陽気な性格をしています。そのため村のまとめ役として頼りにされている人物です。 話を聞いた由紀も松尾の家に向かい、31年も一人ぼっちで過ごしていた文吾をこれ以上一人にはできないと決意を語ります。一緒に戦うと誓うその様子を、松尾は家からこっそり見ていました。 『テセウスの船』(テセウスのふね、Ship of Theseus)は、漫画家・東元俊哉による日本の漫画 。講談社発行の漫画雑誌『モーニング』にて、2017年30号から2019年30号まで連載 。 心を殺したと言う正志は文吾にナイフを向けるも、殺すことはできません。そこに和子から文吾の居場所を聞き出した心が駆け付け、正志を止めようとします。しかしもみ合いになった末、心は刺されてしまいそのまま息を引き取りました。 2020年1月4日 2020年3月23日 5分 「テセウスの船」記事一覧. 銃は熊に向けたもので、文吾は迷子になった明音を救出していたのです。しかし、文吾は足を痛めていました。それでも「先に明音を連れて行け」と言った文吾を見捨てることは出来ず、心は助けに戻ることに。「あなたには生きていてほしい」と文吾を崖の下から救い上げたのです。 2020年1月4日2020年3月23日 学校ではSと書かれた女の子の絵が見つかり、心はノートでは翼ではなく紀子が死ぬことになっていたことから、過去が変わっていることを考え始めます。次に鈴が狙われていると考え、文吾に本当のことを話すか悩む心。 演じるのは、2019年度前期放送の朝ドラ100作目『なつぞら』に歴代ヒロインの一人として出演し、話題を呼んだ貫地谷しほり。同年は主演映画『夕陽のあと』など多数の作品に出演し、ドラマ『集団左遷‼』ではナレーションを務めました。, ⠀⠀☁⠀⠀☁ ☁ ☁ ☁ ☀⠀⠀◤ 私のママは死んじゃった。     でもいる。   ずっと家にいる。 ◢⠀⠀ ― 武田美紀(#白鳥玉季), \\ 試写会満足度92%???? 田村心を演じるのは、「下町ロケット」シリーズや『過保護のカホコ』(2017年)、映画『センセイ君主』(2018年)など、数多くの作品で活躍する竹内涼真。 キーパーソンを演じるのは、「あな番」の佐野豪役で話題を呼んだ安藤政信。2019年は他にも、映画『デイアンドナイト』、ドラマW『それを愛とまちがえるから』などに出演しました。, 一転二転する展開に、ほとんどの登場人物が1度は「犯人だ!」と疑われた『テセウスの船』ですが、真犯人は一体誰なのでしょうか。, ドラマ『テセウスの船』の真犯人は、村人の1人であった田中正志だったのです。この結末に、ネット上では驚きの声が上がりました。 超豪華キャストと先の読めない展開によって話題を呼び、広い世代の人気を獲得。どんどんと視聴率を伸ばした末に最終話で平均視聴率19.6%を記録し、有終の美を飾りました。, ciatr編集部です!映画、ドラマ、アニメなどのエンタメ情報を毎日配信しています。マニアックな趣味を持ったメンバーで構成されています。. ?#テセウスの船#日曜劇場#上野樹里#tbsドラマ pic.twitter.com/D3qq2RZwyt, 田村由紀は家族の反対を押し切って心と結婚し、過去と父親を憎み続ける彼を支え、励まし続けてきた最愛の妻です。現在は心との子どもを妊娠中で、文吾の無罪を信じ、心に事件と向き合うよう諭す重要な役どころになります。 1989年(平成元年)6月24日に北海道・音臼村の音臼小学校で児童16人、職員5人の犠牲者を出した無差別毒殺事件。 その犯人の正体を心が問いただした時、居合わせた鈴が倒れます。鈴はさつきに渡された薬を、自ら飲んでいました。 テセウスの船-3巻のあらすじとネタバレ 田中義男が死ぬ予定日がやってくる。 死因は心筋梗塞で事件性は無かったが、田村心と父・佐野文吾は、念のため、死亡時刻まで田中義男の家に居る事にして、医者にも無理を言って田中家に残ってもらった。 次に起こる事件は村の老人、田中(仲本工事)が火事によって亡くなるというものでした。早速文吾(鈴木亮平)と心は田中の家に向かいます。 和子と子供たちが無事に村を出発したことで、心と文吾は学校に向かいます。2人が彼を探していると、校内アナウンスからみきおの声が。放送室では、みきおが2人を待ち受けているのでした。, 放送室にいたみきお(柴崎楓雅)の持ち物を検査する心(竹内涼真)と文吾(鈴木亮平)。結果は何も見つからず、みきおはいきなり泣き出して先生や生徒の同情を誘います。校長(笹野高史)も子供たちがお楽しみ会を心待ちにしているからと心と文吾に釘を刺しました。 しかし、警察に心はマークされ取り調べを受けます。証拠がなく解放されると今後は千夏の姉、明音(あんな)が行方不明に。本来ならば6日後に起こっていた事件でしたが、心は必死に探します。突然鳴り響いた銃声の方に向かうと、文吾と一緒にいる明音を発見。 関西出身・東京在住の主婦です。ドラマはミステリーがメイン。最近は海外ドラマにハマっています。, 「テセウスの船」原作あらすじ|犯人は誰?タイトルの意味は?タイムパラドックスに挑むミステリー. 入れ替わりに駐在所を訪ねた石坂は、文吾と心を見て息子を思い出し会いに行っていたと和子に話すのでした。 テセウスの船の原作漫画は、2017年〜2019年に、モーニングで掲載された作品です。 単行本は1巻〜10巻まで発売されていて、すでに完結しています。 テセウスの船の作者は、東元俊哉さんです。東元俊哉さんの出身は北海道で、テセウスの船の原作漫画の舞台になっているのも、北海道です。 ちなみに、音臼村は北海道のどこかにあるとされる架空の村で、実在しておらず、テセウスの船の物語も実話ではありません。 演じるのはドラマ『監察医 朝顔』(2019年)で「のだめ」以来、13年ぶりに月9主演を果たし、同作の好演も記憶に新しい上野樹里です。, 事件から31年後、現代の東京で心とすれ違う車椅子に乗った男性。正体は謎めいており、どう事件に関わるのかが、ミステリーの行方を左右します。 演じるのは、第一線を走り続ける名バイプレーヤーの笹野高史です。2019年は映画『決算! 田村心の父・佐野文吾は、北海道の音臼村の警官だったが、28年前に音臼小学校無差別殺人事件の犯人として逮捕され、死刑判決が確定した。 しかし、父・佐野文吾は今もなお、獄中でえん罪を主張し続けており、再審査請求を出し続けていた。 田村心は事件後に生まれたので、父・佐野文吾の事は知らなかったが、加害者家族として肩身の狭い思いをして生きてきており、父・佐野文吾の事を怨んでいた。 さて、田村心は、加害者家族という事を受け入れてくれた由紀と結婚しており、由紀が子供を出産す … お楽しみ会ではいよいよはっと汁を食べる時間になり、文吾は用意されていたものを捨てました。しかし子供用に別で用意されており、焦る文吾と心は毒が入っていると止めても聞き入れてもらえず、心ははっと汁を飲みました。文吾が慌てて止めるも、毒は入っていませんでした。 漫画「テセウスの船」は2017年『モーニング』の30号から連載されている本格クライムサスペンスです。2 28年前の集団毒殺事件の犯人を父親に持った主人公が、過去にタイムスリップし、28年前の事件の真相を探ろうとします。2 そしてその絵からは狙いが文吾だということがわかった一方、さつき(麻生祐未)の家にいたはずのみきおは姿を消していました。, 探し回る文吾の元に、和子たちが見つかったとの連絡が。見つけたのはみきおで、和子たちは音臼小の体育館に監禁されていました。心と文吾は昨日お楽しみ会に共犯者がいたのではないかと睨みます。そして心は和子に村を出るよう頭を下げますが、和子は警察官と結婚したのだから村からは離れないと答えました。 演じるのは、曲者キャラの演技に定評があるユースケ・サンタマリア。2019年はドラマ『わたし、定時で帰ります。』、「ドクターX」などの話題作に出演しました。, 長谷川翼は、事件の行方を左右する村人の一人。心がタイムスリップした先で出会う新聞配達員です。 news 「テセウスの船」dvd&blu-ray boxの発売が決定しました! 2020.03.22. story 最終回あらすじ&スポットを公開 2020.03.15. special 平成の”おもな出来事”年表 平成25〜27年を公開 2020.03.15. news 父・佐野文吾を追い詰めるキャリア警察官役で小籔千豊が出演! 2020.03.06 その後みきおは救急車で搬送され、ボイスレコーダーは警察へ。文吾は差し入れられた本に「罪を認めなければ家族皆殺し」と書かれていたために罪を被ろうとしていましたが、無事に釈放されました。 演じるのは、朝ドラ『ひよっこ』(2017年)などの好演で人気急上昇中の竜星涼です。2019年はドラマ『マゾン・ド・ポリス』、『同期のサクラ』などに出演しました。, 佐々木紀子は、事件の行方を左右する村人の一人。事件が起きた村の木村メッキ工場にパートとして勤務しており、竜星演じる長谷川翼とは男女の関係にあります。 その頃、拳銃を手にみきおに会った文吾。犯行の理由を「鈴ちゃんのため」と聞いたところで、文吾はスタンガンで気絶させられ、さらに共犯者はみきおまでも襲いました。心が到着すると、パトカーで気を失っているみきおがいたのでした。, パトカーの中から青酸カリ中毒で気を失ったみきお(柴崎楓雅)が見つかり、駆け付けた県警の馬淵(小藪一豊)は文吾(鈴木亮平)を疑います。心(竹内涼真)も必死に山を探しましたが、結局文吾は見つかりませんでした。 自身も死のうとしていましたが、そこで金丸(ユースケ・サンタマリア)を見かけた松尾。そして未来のことが書かれたノートの話をしている際に、金丸が何者かに突き落とされたのです。 みきおは事件の後遺症で歩けなくなってなり、鈴が名前を変えた鈴だとは知りません。鈴はやっと平穏な生活を取り戻しており、心は追い出されてしまいます。 翌日文吾(鈴木亮平)の面会に行くと、心のことを覚えていました。金丸(ユースケ・サンタマリア)が亡くなったこと、なんとかお楽しみ会を防ごうとしたが無理だったこと、青酸カリはジュースではなく汁物に含まれていたことを聞き、心は未来が変わっていたことを知ります。 まだ息があり助かったものの金丸が中に入り、振り払った心を現行犯逮捕してしまいます。その時、翼の遺体が見つかったと連絡が入り、一気に真犯人の正体が分からなくなってしまったのでした。, 翼(竜星涼)の遺体が見つかり逮捕されそうになった心(竹内涼真)は、ノートを見られまいと崖の下にノートと免許証を投げ捨てます。 さつきの家にみきおがいるのではと考えますが見つかりません。さつきは身よりのないみきおの母親になろうと思っていることを文吾に明かしました。 © 2020 いつでもドラマな毎日 All rights reserved. 心はその場でみんなに事件の情報を少しでも聞き出したいと鈴を説得。しかしさつきがその様子を監視カメラで盗み見ていました。鈴はみきおとさつきに身元がバレるのを覚悟し、心が会合に行くことを許します。, 被害者の会に行くと由紀もやってきます。いざ会場に入ろうとした瞬間、スピーチを始めたさつき。みきおとさつきは参加しないと言っていたにも関わらず、鈴の動きを見てさつきのみ参加していたのでした。 漫画「テセウスの船」は2017年『モーニング』の30号から連載されている本格クライムサスペンスです。28年前の集団毒殺事件の犯人を父親に持った主人公が、過去にタイムスリップし、28年前の事件の真相を探ろうとします。2018年9月に単行本5巻が出版され、その新展開に読者が驚きました。今回はテセウスの船のネタバレあらすじや登場人物のネタバレ、殺人犯の正体、5巻までの結末を考察いたします。, 漫画「テセウスの船」は東元俊哉(ひがしもととしや)の作品で、講談社から既刊5巻が出版されています。漫画「テセウスの船」は、『モーニング』で2017年から連載がスタートし、現在も連載が続いています。犯罪者を父に持ち、大量殺人事件の加害者家族として息をひそめて生きてきた青年・田村心が、父の事件に冤罪の可能性を感じ、偶然過去にタイムスリップしたことから、その事件の真相を探ろうとするクライムサスペンスです。, 2017年から2018年9月の間に5冊の単行本が発行されましたが、未だにその事件の犯人らしき人物も特定されず、犯人の不気味なモノローグの次々明らかになる新事実、静かな不気味さを感じさせるそのあらすじやストーリー展開は、その先の結末が全く見えない作品とも言われています。, テセウスの船の読者の間でも「目が離せない」「今一番続きが気になる」など、様々な反響が広がっている話題作です。5巻まで進んでも一向に見えてこない犯人像に、読者は固唾を飲みながら続きを待っていますが、5巻になって新展開となり、読者が驚かされました。「一体犯人は誰なのか」というテセウスの船のあらすじの結末や、犯人の考察など、ネットではたくさんの意見や考察が投稿されています。, ここからは、テセウスの船のあらすじを1巻から順にネタバレでご紹介いたします。結末が全く読めない本作ですが、5巻でますます結末がわからなくなり、背後から静かに肩を掴まれるような緊迫感を感じる作品です。各登場人物とあらすじ・考察をネタバレ込みでご説明いたします。, 漫画「テセウスの船」の主人公は田村 心(たむら しん)です。1989(平成元年)年7月に生まれ、東京に住んでいます。父親が音臼小無差別大量殺人事件の犯人として逮捕され、加害者家族としてつらい思いをしながら母・姉と息をひそめるように生きてきました。教師を夢見て教員資格を取得しましたが、殺人犯の家族という事実を前にその夢をあきらめています。, 父親の事件が原因でいろいろなものを失い、あきらめながらも、結婚した妻との間には子どもが授かります。妻の由紀が出産で亡くなり、心の元には娘と、由紀が密かに調べていた父の事件をまとめた考察ノートが残されます。事件から28年が過ぎ、死刑も確定している父親が一貫して無罪を主張する姿に、そして由紀の残したノートにより父の事件に冤罪の可能性を感じた心は、独自に事件の調査を始めます。, 28年前の無差別大量殺人事件の調査のため現場となった北海道音臼村に訪れます。そこで心は、深い霧に飲まれ、気づいたときには一面雪の世界に立っていました。1989年、事件前の音臼村にタイムスリップしたと気づくのです。事件が起こるのは7月です。心がタイムスリップしたのは雪深い1月です。, 自分が生まれる前に死んだ姉や、殺人事件を起こす前の警察官の父親に出会い、自分がこの時代にやってきた理由もわからないままです。心は、妻が残した考察ノートを手掛かりに事件を防ごうとします。皮肉なことに、タイムスリップした先で、ずっと夢であきらめていた小学校教師として働きだし、若い頃の両親の元でお世話になりながら、事件の7月までの輪郭を追っていくのです。, テセウスの船の作中、タイムスリップした心にとって重要な人物が、心の父親の佐野文吾(さのぶんご)です。音臼小無差別大量殺人事件の容疑者として一番有力だったため逮捕され、最高裁で死刑判決が確定し、死刑囚となりました。しかし文吾自身は一貫して罪を否認し続けています。文吾は心が生まれる前に逮捕されたため、会ったことがありません。, そんな文吾にタイムスリップした先で再会します。1989年当時は音臼村駐在所勤務で警察官をしていました。誰にでも気さくで、身元の怪しい心にも優しく接します。「根っからの悪人はいない」と信じ、悪人であっても救いたいと願う、絵に描いたような優しいおまわりさんなのです。ストーリーが進むにつれて、心について疑いを持ち始め、心の告白により、未来に起こる事件のことを知るのです。, 5巻では心が元の時代に戻り、拘置所にいる文吾に会いに行き、28年後の老人となった文吾と再会します。刑務所暮らしの長い文吾は、身体を悪くしているようで、何かを思うところがある、というのが、5巻までの文吾についてのあらすじとなります。, 主人公・田村心の妻が、田村由紀です。28年前の大量殺人事件は父親の事件であって、心には責任がないと理解を示し、心を支えます。心の子どもを妊娠しており、出産の際に娘を産んだ後命を落としてしまうのです。由紀は、心の父親が犯人と言われる音臼小無差別大量殺人事件を密かに調べていました。, 殺人事件の前から奇妙な事件が続いて起こっていることに注目し、音臼村で起こる数々の事件の記録をノートにスクラップしていました。その中で、心の父親・文吾は犯人ではないのではないか、冤罪の可能性を疑い始め、ノートにその記述を残しています。, あらすじのネタバレになってしまいますが、テセウスの船5巻では、心が元の時代に戻ると、なんと歴史が変わっており、由紀とは結婚していないことになっていました。ジャーナリストとしての由紀に出会い、父の事件について問いただされるのです。歴史が変わっていても、由紀は事件について何かの情報を得ており、5巻ではその結末は明らかにならず、謎は次巻へ持ち越しとなっています。, テセウスの船のあらすじを語るには、28年前に起こった音臼小無差別大量殺人事件の説明が必要です。作中の1989年、北海道音臼小学校で大人数の殺人事件が発生します。これが音臼小無差別大量殺人事件です。音臼小学校でのお泊り会で、40人近い参加者が嘔吐・腹痛で病院に運ばれます。結果、15名の小学生と、6名の職員、合計21人の人間が死亡するという大事件という結末になりました。, 原因はお泊り会で出されたオレンジジュースに混ぜられていた青酸カリが原因と思われ、事件の捜査の中で、派出所勤務の警察官・佐野文吾の自宅から青酸カリが押収されます。青酸カリの発見によって、佐野文吾の罪がほぼ確定となります。しかし、最高裁で死刑が確定したその後も、28年後まで一貫として容疑を認めず、佐野文吾は自らの無罪を訴えていました。, 音臼小無差別大量殺人事件の犯人は、当時派出所勤務だった佐野文吾と思われていますが、その殺人事件の前に音臼村では奇妙な事件が立ち続けに起きていたことから、主人公・心の妻である由紀が、過去の事件を調べ始め、佐野文吾の冤罪の可能性にたどり着くのです。, 音臼小無差別大量殺人事件がおこった音臼村は、北海道の雪深い場所にある小さな村です。主人公の田村心が生まれる前は、この村で家族が暮らしていました。この小さな村の小学校にて、合計21人が青酸カリで殺されるという痛ましい事件が起こりました。28年後はすでに村には誰も住んでおらず廃村となっており、心が父の冤罪の調査のため訪れた数か月後には、ダムの建設のために村ごと消えてなくなる予定でした。, ここからはテセウスの船の1巻からそのあらすじをネタバレこみでご紹介いたします。1989年の事件により猟奇殺人犯の息子となってしまった田村心は、加害者家族として迫害に合いながら、夢をあきらめて生きていました。そんな心を理解し支える妻の由紀は、妊娠中です。由紀は、心が大量殺人事件の加害者家族であるために家族から結婚を反対されていました。, 由紀は、事件は心の責任ではないと言い、過去の音臼小無差別大量殺人事件について個人的に調べ、スクラップしていました。しかし、由紀は出産で命を落とし、由紀の両親からは罵倒される心は、生まれたばかりの娘を連れて帰宅します。そして、由紀が密かにスクラップして考察を重ねていた事件のノートを発見します。, 音臼小無差別大量殺人事件の以前に奇妙な事件が相次いで起こっていることから、事件は世の中で言われているような結末ではなく、冤罪の可能性があるのではと考察していました。由紀のスクラップと考察を記したノートを読み、心は生まれる前に逮捕されてずっと会ったことのなかった父親に会う気になります。, その前に事件のあった音臼村に行くことにします。音臼小無差別大量殺人事件のあった小学校はすでに無く、跡地に慰霊碑が残されていました。その慰霊碑を前に、急に濃霧が立ち込め、気づくと心はあたり一面雪の世界にいたのです。, 状況から1989年にタイムスリップしたと理解した心は、さまよううちに、民家で雪に埋もれている女の子を発見します。ネタバレですが、この少女は、心が生まれる前に、除雪中に転落死したという心の姉・鈴だったのです。また、由紀の残した考察ノートに書かれていた、「除草剤を口にしたことが原因で死ぬ少女」にも会います。, 姉・鈴の死を回避した心は、この少女・千夏も助けられるのではと考え動きます。しかし、よかれと思って心がとった行動は、何者かに違う結末に歪められ、本来と同じ結末に終わってしまうのです。駐在所で除草剤を見つけた心は、やはり文吾が犯人なのかと疑い、それでも過去を変えようと決意します。一方文吾は、心の所有する運転免許証の日付を見てしまいます。, テセウスの船1巻のあらすじに続いて、2巻のあらすじをネタバレこみでご紹介いたします。文吾は心の免許証の日付が未来の日付になっていることに疑問を感じますが、妻であり心の母である和子は心を疑わないでいようと言います。警察官である文吾は、心を警察に突き出すつもりでいました。, 心は由紀の残した考察のノートから、音臼小無差別大量殺人事件の被害者である女性の父親が雪崩に巻き込まれるスクラップを発見します。心はその父親に会いに行き、事件を未然に防ぐのです。ある日、金丸という刑事が心の元にやってきます。金丸は文吾とは違い、厳しく疑いの目を心に向けます。, 「除草剤を口にしたことが原因で死んだ少女」千夏は、心が殺したのではないかと厳しく追及する金丸に、文吾は思わずかばうのです。文吾は心を露天の温泉に誘います。心は自分が未来から来て、これから起こる事件を防ぐために動いていたことを告白し、突拍子もない話であるにも関わらず、文吾はそれを受け入れるのです。, そして、その時音臼小で臨時教師の募集があり、心は昔からの夢であった教師の仕事に就くことができます。田舎の小学校なので校長先生もアバウト、教員免許は後で提出というゆるゆるさに助けられますが、心の夢は意外な形で叶いました。初めての小学校教師生活ですが、事前にクラスメートの名前を覚えておくなど、心の誠実さと努力が実り、よそ者であっても心は子どもたちに受け入れられ、なじんでいきます。, 順風満帆と思われた小学校教師生活ですが、小学校のウサギ小屋でウサギが一羽スコップで無残に殺されている姿が発見されます。ウサギの惨殺事件は、以前も四羽のウサギが無残にも殺されたばかりでした。ウサギ小屋の前では、以前、心は、鈴と千夏の姉の明音が、ウサギ小屋の前で新聞配達員の長谷川翼からお菓子をもらっている姿を見かけていました。, あからさまに怪しい長谷川を警戒し、心は鈴と明音に注意しますが、二人からは逆に反発されてしまうのです。ウサギの惨殺事件とは別に、心の妻の由紀が残した考察のノートから、大量殺人事件の以前に、元町議会議員の田中が心筋梗塞で死亡する件を知った心は、文吾に相談します。考察ノートで死亡を予告されている元町議会議員の田中は、目が不自由で、病院には通わず自宅にこもっています。, そんな目の不自由な田中の生活を心配し、近所の子どもたちと文吾は田中の家に様子を見に行っていました。子どもたちが田中の元を訪れたある日、田中は、遊びに来たうちの誰かが「妊娠していないほうのウサギを殺した」と話す声を聴きました。目が不自由な田中は、それが誰なのかわかりませんが、その相手の匂いを覚えていました。その後、田中を心配した心は文吾と一緒に様子を見に行きます。, 心と文吾は田中の自宅に医者を連れていき、田中を診察してもらいました。田中が目が不自由なため、大切なことはその場にいた誰かに代筆してもらっています。心はその代筆のノートを見せてもらいました。そのノートの一ページで、奇妙な絵を発見します。, 子どもが描いたような絵柄で、泣いている女の子と、黒塗りされた女の子という構図です。ウサギの惨殺事件と音臼小無差別大量殺人事件、田中のノートに描かれた絵はどんな関係があるのか、不気味な何かが迫ってくるようなこのシーンで、考察サイトでも読者の間で「不気味」「引き込まれる」「誰が犯人なのか」と結末を考察する投稿が多く見られました。, テセウスの船2巻のネタバレこみのあらすじでは、ウサギの惨殺事件、そのウサギ小屋の前で女の子二人にお菓子をあげている新聞配達員の長谷川翼、目の不自由な田中の代筆ノートに描かれた不気味な絵と、足元から静かに迫ってくる感じがなんともいえない、続きが気になる結末でした。さて、3巻のあらすじでは、4か月後に迫る音臼村無差別殺人事件を防ぐべく奔走する心が、あがけばあがくほど事体が悪化していきます。, テセウスの船3巻のネタバレあらすじでは、ついに音臼村の女の子が犠牲となってしまいます。目の不自由な田中の家で、代筆ノートに描かれた泣いている少女と黒で塗りつぶされた少女という気味の悪い構図の絵を見た心と文吾は、ウサギを殺した犯人はその絵を描いた人物と同一人物なのではないかと考察します。田中の身が危ないと考えた二人は、2/5は田中の近くにいて身を守ろうと決めます。, 一方、小学校では、心が除草剤を盗んだ容疑で、子どもたちが疑いをかけられ、距離を置かれてしまいます。そして、田中の身が危ないと思われる2/5、田中の家に訪れた心と文吾ですが、二人の元に鈴と明音が行方不明になっているという連絡が入ります。鈴は文吾の娘であり、心が生まれる前に事故で死んでいた姉です。明音は心が教えている小学校の児童です。, 鈴と明音の二人の少女は以前、小学校のウサギ小屋の前で新聞配達員の長谷川翼からお菓子をもらっており、その現場を目撃した心から注意を受けて反発されていました。田中の代筆ノートに描かれた、泣いている少女と黒塗りでつぶされている少女の絵は、鈴と明音のことを暗示しているのではないかと心は考察し、二人の少女の行方を捜します。, 心の妻・由紀が生前に残した事件前後の考察をしたノートによると、明音も音臼小無差別大量殺人事件の前に行方不明になると記載がありました。しかし、考察ノートでは明音の行方不明は2月ではなく翌月なのです。心は、自分が動くことで過去の歴史が影響を受けて変わってしまったのではないかと焦ります。そしてその行方不明中の明音は、実は何者かにどこかの小屋のような場所に閉じ込められていました。, 閉じ込められている明音に、外にいる人物が話しかけます。相手は男か女かも、大人かどうかもわからず不気味さが増します。外にいる人物は「これは罰だ」と明音に話しかけます。「なんでもするか」と問う声に、「なんでもする」と明音は答えます。ネタバレですが、明音を監禁していたのは、新聞配達の長谷川翼でした。ウサギ小屋の前で明音と鈴にアメをあげて、心が警戒していた長谷川でした。, しかし、長谷川が明音を残して去った後、新たな人物の影がそこに現れます。そこで場面が切り替わり、この先に何が起こったのか、ネタバレサイトでもいろんな考察がされました。まもなく猛吹雪が来る中、行方不明の明音と鈴の一刻も早い救出が急がれます。新聞配達員の長谷川翼に出会い、明音と鈴の行方を尋ねると、長谷川は「明音を探していた」と思わせぶりな言動をとり、去っていきます。, 心の前では胡麻化した長谷川ですが、実は明音の写真を大量に隠し持っているのです。そして雪の中、行方不明になっていた鈴だけが見つかります。鈴は明音の行方は知らないと言い、高熱で意識を失います。その身の安全を心配していた田中の様子を見に行った心は、田中の家族から代筆ノートに描かれた絵をもらいます。「絵の中に描かれているものを、どこかで見たことがある」と家族は言います。, 心が未来から来たことを知っている文吾は、考察ノートに書いてあることを見せろと言います。しかし、文吾自身が音臼小無差別大量殺人事件の犯人として死刑囚となっている事実は文吾に話していないため、見せることができません。文吾と言い争いになります。そこに刑事である金丸という男が文吾訪問してきます。長谷川を怪しんでいた心が長谷川の家に行くと、長谷川の自宅には紀子という女性がいました。, 長谷川の自宅にいた紀子は、長谷川の不在を伝えますが、事件の考察が書かれたスクラップのノートには、紀子が青酸カリで自殺する記事も載っていました。紀子は、長谷川が撮ったらしい明音の写真を発見していました。紀子の様子がおかしかったと気づいた心は、青酸カリの出どころが気になります。音臼村のような小さな村で青酸カリが手に入る場所はどこなのでしょうか。, 実は紀子が勤めている工場では青酸カリを扱っていました。心から話をきいた文吾が、翌日、紀子の勤める工場を訪れると、紀子は仕事を休んでおり、青酸カリが紛失していた事実が明らかになります。心と文吾が音臼山の山小屋に行ったところ、嘔吐した痕跡と、誰かの足跡、鈴と明音のネーム入りキーホルダーが発見されます。外では刑事の金丸で待ち構えていました。, 金丸は刑事の感で、後ろ暗いものを持つ心を疑っており、容疑者と考えています。事情聴取するといい、強引に心を逮捕してしまいます。ネタバレになりますが、その時実は、行方をくらましていた明音と、その明音の写真を大量に持っていた長谷川は、雪の中青酸カリで死亡していました。青酸カリは、長谷川の家にいた紀子の勤務先の向上から紛失されたものと考えられます。事件がいろんなところで繋がり、結末が全く読めない3巻です。, テセウスの船3巻のネタバレあらすじでは、行方不明になっていた明音が、誘拐犯と思われていた長谷川と青酸カリで死亡し、心が刑事の田丸に疑われ強引に逮捕されるという結末が終わりました。心は、未来の事件のことがスクラップされた考察のノートと、自分が未来から来たことが特定されてしまう運転免許証を、田丸の隙をついて崖に投げ捨てます。, そして、行方不明の明音と長谷川の遺体が発見されます。検視の結果、明音は長谷川に乱暴された後、長谷川に青酸カリを飲まされて殺害され、長谷川もその後青酸カリを飲んで自殺したというのが警察の考察です。しかし、心を犯人と疑う刑事の田丸は、取調室で心を執拗に追い詰めます。心はなんとか警察から解放されました。帰宅した心を待っていたのは、下宿先の佐野文吾の家にかかってくる中傷の電話でした。, 心を犯人と思う人間が悪意で電話をかけてきたことに胸を痛めた心は、文吾に未来で起こった真実を告白するのです。6月に音臼小学校で無差別大量殺人事件が起こること。青酸カリが使われていたこと。その犯人として逮捕されたのが当時音臼村で交番勤務していた警察官・佐野文吾であること。自分はその息子であること。心から未来の真実を告げられ、文吾は自分が殺人犯だと言われて激高します。, 心は文吾に、音臼小無差別大量殺人事件が起こるまでに、家族全員でこの音臼村を出ることを提案します。しかし、警察官である自分が殺人犯と言われ信じられない文吾は、怒りのあまり、心を家から追い出してしまうのです。行く先もなく、さまよう心はやがて深い霧に包まれ、「この霧は、自分が過去にやってきたときと同じだ」と気づいた頃には、元の時間・2017年に戻っていました。, 音臼小無差別大量殺人事件が起こった事実は変わっていませんでした。しかし、事件が発生した日時がずれていたり、青酸カリが混入されてみんなが死んだ飲み物も変わっていました。そして、心にとって衝撃だったのが、殺人事件の後、母が一家心中を図って、長男と一緒に死んでいたことです。本来であれば、生きていたのは母と兄で、過去に死んでいたはずの姉が生き残ってしまったという驚きの結末になっていました。, 心は自分が過去で動いたことにより、歴史が変わっていたことを理解します。歴史が変わり、出産で死んだ妻の由紀はどうなったのか、自宅に戻ると家の様子も一変しています。妻も娘の写真もなく、妻の実家に向かうと、妻・由紀の両親は心の顔を見ても誰かわかりません。母の無理心中で残された心と姉の鈴は、養護施設に預けられ、鈴はその後行方不明となっていました。, あまりの結末に愕然とする心の元に、一通の郵便が届いていました。宛先の書かれていない封筒からは、絵が出てきました。目の不自由な元町議会議員の田中の家で、代筆ノートに描かれた不気味な絵と、同じタッチの絵でした。犯人がこの時代でもまだ存在しており、自分に何らかの関わりを持っていることを知ります。送られてきた不気味なタッチの妊婦の絵、その妊婦は妻の由紀のことではないかと心は気づきます。, 自分に犯人が迫っているということは、由紀はどうなっているのか、不安に思った心は由紀の実家に行き、由紀の帰りを待ちます。由紀とは結婚していない歴史になっていました。怪しんだ由紀の父親と揉めているところで、以前の歴史では出産で死んだはずの由紀が現れるという結末で、テセウスの船4巻は終わり、5巻へと続いていきます。, テセウスの船4巻では、以前の歴史では生きていたはずの母と兄が死に、死んでいたはずの姉・鈴と、妻・由紀が生きているという衝撃の結末で終わりました。そして、5巻では、由紀は心のことがすぐにはわからず、由紀の父親が警察を呼んでしまい話ができません。翌日、由紀が心の自宅を訪ねてきます。音週刊誌の記者として臼小無差別大量殺人事件を調査しており、犯人とされる文吾の息子である心に取材に来たのです。, 自分の知っている由紀とはかけ離れていることにショックをうけた心は、由紀を追い返し、もう一度音臼村に行こうと決めます。そしてその前に、刑務所に入っている現代の文吾に会うことにするのです。心は自分の部屋から、大量の封筒を発見します。, その中からはあの気味の悪い絵がたくさん出て、戦慄します。そこに追い返した由紀が再びやってきます。臼小無差別大量殺人事件を調査する記者として、文吾と手紙を交わしていた由紀は、文吾からの手紙を残していきます。, 由紀の残した文吾からの手紙には、「田村心という男を探してください」と書いてありました。1989年タイムスリップした自分が会った文吾が「田村心」という自分の存在を覚えていることを確信した心は、札幌拘置所に急ぎます。面会室に現れた文吾は1989年から年を取って白髪で小さくなり、かなり老け込んでいました。, ガラス越しに「自分が誰かわかるか?」ときいた心に、「心さん…いや、正義か?」と、生まれてくる心のために用意していた名前で呼ぶのです。文吾は1989年のその後の記憶を持っており、心がいなくなってからのその後の結末を語ります。心が行方をくらました後、2月末に心を執拗に追いかけていた刑事の金丸が転落事故で死んでいました。青酸カリで死亡していた明音と長谷川の事件の結末は迷宮入りとなりました。, 死んだ長谷川の自宅にいた婚約者・紀子も村から姿を消しました。金丸の名前は考察ノートの死亡者には乗っていませんでした。ここでも歴史が変わって、死ぬはずでなかった人間が死んだことを心は悔みます。文吾は、心から考察ノートと事件の結末を聞いていたため、事件が起こる予定の6月24日に学校を休校させようと働きかけます。しかし、その日は小学校で開催される地元のお泊り会のイベントで、村全体が楽しみにしていました。, イベントを中止にできなかった文吾は、当日の警備として小学校に無理やり居座ります。予定されていたその日事件は終わりませんでした。しかし、翌朝になって恐れていた事件が起こります。牛乳に青酸カリが混入され、飲んだ子どもたちが次々倒れます。そして文吾の家から、なぜか青酸カリが発見されます。全く身に覚えのない文吾でしたが、その青酸カリは死んだ長谷川の婚約者・紀子の勤務先の工場から紛失されたものでした。, 面会時間が迫り、心は送られてきた不気味な絵を文吾に確認してもらうことができませんでしたが、最後の最後で文吾の口から「姉の鈴が生きていて、妊娠している」という事実が明らかになります。事件で亡くなった21人の名簿を確認し、心は自分の知っている事件の結末と、被害者や内容が変わっていることを知ります。姉の鈴の現在の住所を尋ねると、インターフォンに出た人物からは鈴の留守を告げられます。, 鈴の住所であるマンションを出たところで、姉の鈴に再会しました。過去の面影は全くなく、驚く心は、鈴は事件から様々な嫌がらせを受け、逃れるために整形手術で顔を変え、「村田藍」という違う名前で生活していると告白します。鈴と連絡先を交換し、心は別れます。鈴がマンションの自宅に戻ると、そこには車いすの男性が待っていました。, 鈴木の同居人である車いすの男性は、兄弟がいないときいていたはずの鈴に、弟だと名乗る人物が訪ねてきたことを追求します。心を家に呼んで会ってみたいという男性に、鈴が否と答えると、男性は突然豹変したようにキレてしまいます。突然の豹変に鈴は恐怖します。歴史が変わり事件の結末が違うものになっても、また違う形で不気味な何かがうごめいていきます。, 一方、札幌拘置所で拘留中の文吾は、担当の弁護士と面会していました。弁護士が言うには、音臼村で暮らしていた佐々木紀子が、文吾の無実を証明するための証言をする準備ができていると、名乗り出てきたそうなのです。佐々木紀子は、かつて音臼村で牛乳配達員をしていた長谷川翼の婚約者です。, 前巻あらすじのネタバレですが、長谷川は小学生の明音を監禁して性的暴行を加えて青酸カリで殺害した後、自らも青酸カリで自殺したという結末になっており、その後婚約者だった佐々木紀子は音臼村から引っ越していました。青酸カリは佐々木紀子の勤務先の工場からなくなったものでした。物語はこれからどう動いていくのか、読者がものすごく気になるところで、6巻へと続いていきます。, 音臼小無差別大量殺人事件の犯人は一体誰なのか、ネタバレサイトや考察サイトでは、テセウスの船の様々な考察がされています。各所に出てくる犯人のモノローグで、「犯人は当時子どもなのではないか」という説が多いです。単行本3巻が出た頃の有力な犯人説では、心が担当していたクラスの加藤みきお少年が怪しいという声が多く見られました。, 明音と鈴が行方不明になり、明音は音臼岳の山小屋に監禁されていたのですが、その小屋の話を一番最初に出したのが加藤みきお少年なのです。, #テセウスの船 5巻読んだ。面白いね。緊張感では僕だけがいない街に敵わないのだけど人情系?ドラマ部分がしっかりしてるというか。タイトルがテセウスの船なので、何度もタイムスリップして原型とどめないところまで未来が変わるんだろうな。続き早く!, テセウスの船の感想でよく対比に出されるのが「僕だけがいない街」です。「僕だけがいない街」は同じくタイムスリップして、過去の殺人事件を防ぐというストーリーですが、テセウスの船と違うのは、子ども時代の自分に戻っている点です。, 【ピックアップレビュー】『テセウスの船/東元俊哉』t-nashiさん「舞台が北海道でタイムスリップもの。「僕だけがいない街」と同様に第一話からガツンと興味を持たせる展開で始まる。どうしてもこの主人公には幸せな結末を望んでしまう。」 https://t.co/IbDBs7Th4b #comicspace #テセウスの船, こちらはテセウスの船の漫画レビューサイトからです。漫画「僕だけがいない街」と同じく、1話からその続きが気になるという、多くの読者を代表する感想です。, 僕「今まで出てきた登場人物で一番怪しいのはコイツだよね。小学校とかあちこちうろついていても怪しまれないし、よそ者だし」妻「でも事件の被害者じゃん」僕「だから疑われなかったんだよ」みたいに好き勝手に推理しながら読むのって楽しい#テセウスの船, テセウスの船の犯人はいったい誰なのかという、ファン全員が気になるところをあれこれと考察する読者は少なくありません。, テセウスの船という漫画が気になってるけど、始まりがあまりにも絶望的で読むのをためらう。, 大量殺人事件の犯人の死刑囚の息子という重たい設定に腰が引ける人もいるようです。読み始めたらグイグイ先が気になって止まらない話ですが、設定が重いようです。, 漫画「テセウスの船」のあらすじや、連続殺人犯の正体・結末の考察など、ネタバレを含めてお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?過去から戻って歴史が変わり、タイムパラドクスの余波から事件の新しい真実が出てきます。この先、犯人は誰なのか、どんな展開が待っているのか、ファンからはテセウスの船の結末が気になると評判です。, テセウスの船をネタバレ解説!あらすじや連続殺人犯の正体・結末を考察のページです。BiBi[ビビ]は映画・ドラマ・アニメなどのエンタメニュースを幅広くお届けするメディアです。今の暮らしを楽しくするトレンド情報を発信します。.

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