保存活用を望む会を立ち上げてから、いろいろと示唆に富む意見やメッセージをいただいてますので、一部抜粋して紹介させてもらいます。
第2弾です。
保存活用を望む会を立ち上げてから、いろいろと示唆に富む意見やメッセージをいただいてますので、一部抜粋して紹介させてもらいます。
第2弾です。
保存活用を望む会を立ち上げてから、いろいろと示唆に富む意見やメッセージをいただいてますので、一部抜粋して紹介させてもらいます。
第1弾です。
耐震補強がネックならば、補強しないで済む活用策もありと思います。 保存しないための言い訳として耐震基準云々を言っているのかもしれませんが、現住の公共建造物でなければ、最新の耐震基準に合わせる必要はありません。
再び学校として利用するのでなく、建物・構造物としての生き延び方を考えてやれば良い話です。
「生き延び方」がどんなものがいいのか、地域住民の考え方もあるでしょうから、アートインレジデンスだけに絞らない方が良いと思いますが、スクラップ&ビルドではなくて、建築のリハビリを進める方がより高付加価値を生むのだ、という方向で議論を進めることができれば、良いと思います。
個人的には、個別にこのような案件を一つ一つ保存運動で乗り切るのは不可能と考えていて、制度的に何とかならないものかと考えています。
古い未活用建築物(空家)を再利用して、町並みの維持に貢献すれば、それは都市計画上の、あるいは防犯上の・・・貢献とみなして大幅に減税する。
そうしたインセンティブによって人口誘導し、市街地の郊外化を抑制する、そのことによって、移動・運送コストや環境負荷の低減を目指していく・・・
などといった政策パッケージとして取り組んでいく必要があると思います。
明倫地区にとって必要な施策は何でしょうか。
それを円形校舎の再利用と結び付けることができれば、おもしろい結果を生むと思います。
ベンチャー企業に安く事務所として貸すことによって、将来のイノベーションのふるさとになるかもしれません。
そういう環境整備や投資は、行政の仕事の一部でしょう。
1/30に、IID(IKEJIRI INSTITUTE OF DESIGN)世田谷ものづくり学校に行ってきました。
要望書の中にも少し触れましたが、ここは廃校になった池尻中学校を再生する「次世代モデルの廃校跡地再生利用プロジェクト」として2004年10月にスター トしたもので、デザイン・建築・映像・食・アート・ファッションなどのさまざまな分野の“クリエーター”のインキュベーション施設として使われています。
この世田谷ものづくり学校が、2011年には隠岐の島ものづくり学校を開校させており、旧明倫小学校円形校舎の活用の参考にならないかなということで、話を聞いてきました。
改めて、古い建物の再生とクリエイターの組み合わせは面白いと感じて帰ってきました。
コストをかけなくても、クリエイターたちの手で建物に新たな命が吹き込まれており、また、何か新しいものが生まれてきそうな可能性を感じる空間になっています。
旧明倫小学校円形校舎もクリエイターのインキュベーション施設として使うことができれば、世田谷ものづくり学校との連携で、若いクリエイターたちの移住定住につなぐことができるのではと思いました。
イ ンキュベーション施設による働く場所の提供、空き家を利用した住居の提供に加えて、倉吉の住みやすさ・子育てのしやすさをアピールすることで、クリエイ ター“起業家誘致”をする施設にするというのは、建物自体の珍しさから言っても、円形校舎の有効な活用方法の1つになると思います。