こんな意見が寄せられています (7)

保存活用についてまた意見をいただきました。

元明倫小学校の写真を大変懐かしく拝見しました。私が通った鹿児島県鹿屋市立鹿屋小学校にもよく似た建物が有ったからです。
それは元明倫小学校小 学校の様なきれいな円形ではなく、「半円」の校舎を二つ渡り廊下で繋いだ建物でした。鹿屋小の半円校舎が坂本鹿名夫の作品かどうかは解りませんが、作りを 見るとよく似ています。扇形の教室をバルコニーの様な外廊下でつなぎ、前面窓で明るく大きな木製の建具、明倫小学校の写真を見て鹿屋小と見間違うほど瓜二 つです。
季節に寄っては西日で黒板が見えずらく、外廊下を他のクラスの子供が走り回り、扇形の教室には机はきれいに並べません。たぶん教える側には評判が悪かったと想像できますが、生徒にはすこぶる評判のいい校舎でした。
鹿屋小の校歌には「半円校舎~みんなの広場~」と歌詞にもなっており卒業生にとっては大切な思い出です。
残念ながら鹿屋小の半円校舎はすでに解体されてしまいましたが、是非明倫小学校の円形校舎を保存活用してもらいたいと願っています。微力ですがfacebook等でシェアさせて頂きこの活動を応援して行きたいと思います。

わいわい淀屋

こんばんは。

今日もすっきりしない天気の1日でしたね。

皆様はどんな連休を過ごされたのでしょうか??

 

 

三連休中日の昨日、倉吉市明倫地区では毎年秋の恒例イベントわいわい淀屋が開催されました。

このイベントは地域を盛り上げることを目的に、地区内各所で様々な団体が店や催し物の出店を行っています。

その様子を皆様にご紹介したいと思います。

 

 

 

まずは倉吉淀屋。

こちらでは鳥取大学の学生による淀屋物語の紙芝居やカフェ、ウォークラリーが行われました。

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カフェの受付の様子。淀屋の向かいにはこの時期ならではの焼き芋もありましたよ(*^^*)

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淀屋から西に向かって歩いていくと…。

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年一度この日しか公開されない丸井邸には素晴らしい庭園と茶室があります。

中が気になる方は来年をお楽しみに!

 

 

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そして広い駐車場には子供たちが。

ここでは子供たちが手作りのゲームを楽しんでいました。

 

 

 

歩道にも子どもたちがちらほら。

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これは「きつねの小判」と題した企画で、落ち葉を指定の袋に一袋集めたら50円の小判と交換でき、この小判はこの日、地区内に出店している店や催し物でお金の代わりに使えるというものです。

朝早くから落ち葉を集めてたくさんの小判を持っている子もいました。

 

 

 

ぼうしでは鳥取大学の学生が地区の昔の写真のパネル展示や子供たち向けの企画を行いました。

こちらもたくさんの人で賑わっていました。

 

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普段ゲストハウスとして使っているこちらでは今日限りのカフェ。

手作りのスイーツとドリンクを頂きました。

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そして明倫地区を端まで歩き、河原町へ。

ここでは地域住民の方々がおしるこや野菜などを売っていました。

野菜は午前中に完売。大盛況だったようです。

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明倫AIRプロジェクトは河原町の桃林工房にて9月に行った舞踊劇の公演の写真と映像の展示を行いました。

場の雰囲気で写真の感じも違って見えたりして面白かったです。

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全てをご紹介で来ていませんが、他にも様々なお店・催し物がありました。

雨の中でしたが、たくさんの方々にお越し頂き、明倫地区が少し元気になったような気がします。

少しずつこの活動の輪が広まってもっと楽しいイベントになると嬉しいですね(*^^*)

 

来年は晴れますように!

 

【円形校舎物語12】 昭和31年設計の円形校舎

昭和31年に坂本鹿名夫が設計したの円形校舎は10棟です。そのうちの3棟が現役、2棟が現存、5棟が解体されています。

<現 役>
大阪市 清風高校 S31.4設計 S32.3完成
195604 清風学園2 大阪市(坂本鹿名夫)

江別市 江別第三小学校 S31.6設計 S32.6完成
江別第三小学校


羽曳野市 誉田中学校(こんだちゅうがっこう) S31.8設計 S32完成 H27までに解体予定
誉田中学校


<現 存>
北海道幌加内町 旧朱鞠内小学校(きゅうしゅまりないしょうがっこう)
        S31.8設計 S32完成 現在は宿泊施設「ふれあいの家まどか」
朱鞠内小学校

小樽市 石山中学校 S31.9設計 S32完成 H14廃校後使われていない
195609 石山中学校 小樽市(坂本鹿名夫)

<解 体>
大阪市 四天王寺学園 S31.1設計

 写真なし

習志野市 津田沼小学校 東校舎 S31.5設計 S32.3完成 H24解体
            西校舎 S32.9設計 S33.9完成 H24解体
195605 津田沼小学校1 習志野市(坂本鹿名夫)


大阪市 北陽商業高等学校

 写真なし

神戸市 布引中学校 S31.11設計 
195611 布引中学校 神戸市(坂本鹿名夫)

和歌山県日高町 日高中学校 S31.12設計 S33.3完成 
195612 日高中学校 日高町(坂本鹿名夫)

平成20年の独自の耐震診断 「震度5強の地震でも倒壊しない」

平成20年に、坂本鹿名夫建築研究所OBの松嶋晢奘氏に、独自に耐震診断をしてもらったことがあります。
この時は、倉吉市役所が旧明倫小学校円形校舎を「危険建物」だとして平成21年に解体するという方針を出していた時期です。

なぜ「危険建物」だと判断したのかその理由を市役所に問い合わせたのですが、単に老朽化しているということだけで明確な返答が無かったので、それなら安全だということを証明しようと松嶋さんにご協力いただいて診断をしてもらったという次第でした。

市役所の協力を得て行なった耐震調査ではないので、学校に残っていた設計図面と実際に建物を確認されての簡易診断だという制約はありましたが、結果は「震度5強の地震でも倒壊しない」という結論でした。

診断に対する大嶋信道氏(倉吉出身の建築家)の解説によると

「コンクリート強度は仮定ですが、Fc=100kgf/cm2 の場合でも、震度5強の地震でも倒壊しないという結論です。Fc=100kgf/cm2というのは、現在の新築の建物のコンクリート強度(Fc=240kgf/cm2)の約40%のときでも大丈夫ということです。実際に建物の一部をコア抜きして、強度試験をおこなえばもっと安全側の結果に出る可能性が大きいです。」

ということでした。
今回の調査ではコンクリート強度は全く問題ないという結果が出ていると聞いています。
だとすれば、松嶋さんの診断だと旧明倫小学校円形校舎は耐震的には問題ない?

まぁ、勝手にやった診断でしたので、市役所がこの結果を正式に取り上げることはありませんでしたが、それでも平成21年の解体方針が見直されたのは、この結果のお蔭だったと思っています。

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えん結びプロジェクト

旧明倫小学校円形校舎の保存活用を望む会
〒682-0864
鳥取県倉吉市鍛冶町1丁目2825
「活動準備室ぼうし」内